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自治体の皆さまへ

【働く女性の注目記事】症状を感じながらも適切な治療を受けられない「医療迷子」の現実


高橋のりこ

2018.10.24 市報ひがしまつしま 2018年10月15日号 宮城県東松島市

体が不調を訴えていても、これくらいなら医者へかからなくても良いだろう…と、長期間自覚症状を持ちつつも受診していない人や、「病院へ行ったけれど、原因がわからないと言われたから薬だけ飲んでそのまま」という方はいらっしゃいませんか?

「市報ひがしまつしま」に、東松島市に新しく開院した内科医のドクターの記事が掲載されていました。

内容はよく目にする「〇〇の症状がある医療相談」等ではなく、症状があるにもかかわらず適切な治療にたどり着かずに「医療迷子」に陥る原因を3つのケースで紹介し、その対策についても書かれています。あまり聞きなれない医療の現場での「迷子」という言葉に強く興味を惹かれました。

医療の現場での問題は、医師の長時間にわたる勤務形態や、不要と思われる治療に伴う医療費の増加などがよくマスコミに取り上げられて問題視されています。しかしこの記事の内容のように、治療を必要とする人が適切な治療にたどり着けない「医療迷子」も、上記の問題に少なからず関わるのではないでしょうか。

因みに私が小さな子供のころ、発熱を頻繁に繰り返すものの根本的な原因究明がなされなかったことがありました。両親は疑問を感じて幾つかの小児科を回り、やっと正しい病名と治療方法にたどり着いたそうです。その話を聞かされて育ったため、私自身はちょっと早いタイミングかな?と思われる頃に受診し、少しでも疑問を感じたら積極的に質問するようにしています。

医療機関との適切な付き合い方を身に付け、自分や大切な人の命を守る行動を心掛けたいものです。

 

東松島市医師団リレートーク 第18回 ~医療現場のドクターからのメッセージ~

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