年末年始 家をあけるなら、防犯対策状況をチェック!
年末年始は、旅行や帰省される方も多いのではないかと思います。愛知県は住宅への侵入盗の被害件数が11年連続ワーストだということで、留守宅が泥棒に狙われないよう、愛知県阿久比町の『広報あぐい 2018年12月15日号』には「わが家の防犯対策状況をチェック」と題した記事が掲載されていました。
植木などで外から住宅の状況がわからない、新聞などが長期間取られずに置いてあることがわかる…など、狙われやすいポインが紹介されていて、改めて自宅の状況を振り返るよい機会になります。
また「防犯の4原則」と題して取り上げられている「時間」「光」「音」「地域の目」を意識した対策というのも、大きなヒントを与えてくれます。「時間」は、家の侵入にできる限り時間がかかるようにする…というもの。私の実家は、玄関に3つの鍵をかけていて、自分が家に入るにも「時間」がかかってしまうのですが…。でも、盗みに入られることを考えたら、その方がよいのかもと納得してしまいました。
それから「光」は、センサーライトなどを活用するというもの。パッと周囲が明るくなると侵入しにくいものですよね。防犯砂利などを使った「音」の防犯も、やはり犯人にプレッシャーを与えます。
そしてなにより頼りになるのが「地域の目」。ちょっと怪しい人がいる…と思ったら、じろじろ見るのも、不審者にとっては脅威といえます。
江戸時代には、「心張り棒」という内側に“つっかい棒”をすることで戸締まりをしていたといいます。ただこの「心張り棒」、家の中に人がいないと使えないことが最大の欠点。外出時には、長屋にいる近所の人たちが、不審者を発見する役目を担っていたのだそう。そして夜になると、町ごとに設けられる「町木戸」や長屋に入る路地口に設けられる「長屋木戸」を閉めて、まるごと防犯。いずれもご近所ありき…の防犯だったことになります。
時代は流れ、平成を終えようとしています。オートロックやセンサーを利用したいろいろなセキュリティグッズが出回っている時代にあって、まだ「防犯の4原則」に「地域の目」があることにほっとしてしまいました。我が家は防犯カメラがついた都心の真ん中のマンションですが、年末年始、ちょっとご近所にも目を配ろうかなと思います。