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岐阜市のホストタウン事業…3大陸から3か国

「子供のお金教育を考える会」代表、文部科学省消費者教育アドバイザー、神奈川県消費生活審議会委員、経済教育学会理事
あんびるえつこ

2019.01.21 広報ぎふ 平成31年1月15日号 岐阜県岐阜市

 東京オリンピック・パラリンピック競技大会まで、あと500日余りとなりました。東京にいると、駅がきれいになったり、道路に英語表記の標識が増えたり…と着々と準備が進められていることが実感できます。こんな風に、東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催が実感できるのは東京だからこそなのだろう…と思っていたのですが、違うようです。

 岐阜県岐阜市の広報紙『広報ぎふ 平成31年1月15日号』には、岐阜市が、すでに決まっていたスロバキア共和国加え、新たにカナダ、コートジボワール共和国を相手国としたホストタウンに登録されたという記事が掲載されていました。ホストタウンとは、東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて、全国の地方公共団体が大会参加国・地域との人的・経済的・文化的な相互交流を図ることを目的として、政府が推進しているもの。各自治体は、ホストタウン交流事業として相手国と様々な交流を図っていきます。

 岐阜市のサイトを見てみると、すでにスロバキア共和国との交流事業が始まっていて、「スロバキアフェスティバル」では、市民がスロバキアの民族舞踊の体験やスロバキア出身の方の手作りのお菓子の試食、スロバキア模様のマグネットづくりなどを楽しんだようです。

 こうした文化交流は、東京オリンピック・パラリンピック競技大会の機運を高めるだけではなく、子どもたちにとっては未知の世界を知るきっかけにもなります。十数年ほど前、都内で行われていた国際フェスティバルに、当時小学生だった子どもと参加したことを思い出しました。パレスチナから出品された民芸品に見入った子どもは、売っていたパレスチナ人と会話しながら、吟味してお気に入りの一品を購入。これをきかっけに中東の歴史に興味を持ち、帰宅後、現代の諸問題にいたるまでの経緯を、いろいろ本で調べていました。机上で地図を広げるだけでは興味を持てなかった我が子ですが、百聞は一見に如かず…ということでしょうか。フェスティバル参加後の自発的な学びに驚いたものです。

 岐阜市がホームタウンとして交流する国は、ヨーロッパ大陸、アメリカ大陸、アフリカ大陸から…と分散されていて、子どもが幅広く学べそうと、我が子が岐阜市民のような気持になって、思わず微笑んでしまいました。東京オリンピック・パラリンピック競技大会が、子どもたちにとって、そして大人にとっても、日本に居ながらにしていろいろな国を知ることができるチャンスになれば…と思います。

 

岐阜を動かす(5) スロバキア共和国とのホストタウン交流

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