新議員の抱負
統一地方選挙は前半戦と後半戦の両方が終わり、各地で新首長や新議員が決まりました。
広報紙にも、首長や議員の抱負を掲載する事例が見受けられました。
例えば、岡山県西粟倉村がそうです。その広報誌5月号には、今回の選挙で新議員となった8名の村議会議員の抱負が掲載されています。
それぞれ掲載スペースは平等に割り振られ、書き込める文字数にも制限がある中で、各議員の個性が表れる内容になっています。
これからの活動の姿勢について述べる人、具体的な政策について述べる人、議会のあり方について述べる人。
議会は多様な声の集まる場である。そんなことが各議員の抱負からも垣間見えます。
議員定数の数が大きい議会ですと、広報紙には新議員の一覧が掲載されるだけというところもあります。その点、定数が少ない町議会だからこそ、議員の「顔が見える」という状況が実現しているとも言えます。どのような人が議員を務め、どのような活動をしようとしているのか。任期の最初に有権者が知る機会を得られるというのは大変大切なことです。
各議員が自ら広報に努めることも少なくありませんが、議会として全議員の広報も行っていく。その手段として、広報紙の役割の重要性は今後も増していくのではないでしょうか。