これは欲しいかも! 市民レポーターが見つけた「三輪車のナンバープレート」
とある調査によると、ここ十数年間の傾向として、「安ければよい」という消費スタイルは減少し、逆に「自分が気に入った付加価値には相応の対価を払う」という人が増加しているのだとか。なかなかデフレからの脱却が見られない一方で、消費の質が徐々に変わりつつあるという興味深いデータです。
愛知県小牧市の『広報こまき平成28年5月15日号』で、そんな消費者の新たな消費スタイルにぴったり合致する商品を見つけてしまいました。紹介されていたのは「三輪車のナンバープレート」。そのなんともかわいらしい「三輪車のナンバープレート」を開発されたのは、2児のパパだというから納得です。公園で遊んでいる時、我が子と友達の三輪車がたまたま同じで、困った経験から生まれたのだそう。三輪車に名前を付けさせて、それをプレートにしたら、それこそ世界に一台のマイ三輪車になって、子どももさぞ大切に使うことでしょう。素敵なアイデアです。
そこで頭をよぎったのが、泣く泣く捨てた我が家の三輪車のことです。捨てるには忍びないけれど、かといってスペースの関係で置いておくこともできない…。もしこの「三輪車のナンバープレート」があったら、このプレートを保管しておくことで、当時の思い出を思い起こすことができたかも…。
こうしたかゆいところに手が届くような商品でも、世が世なら、ご近所で評判ということで終わっていたかもしれません。しかし、今回、なんと市民レポーターのくうちゃんさんが、この商品を見つけ、取材して、広報紙に掲載してくれました。それがマイ広報紙でインターネットにのり、私のところまで情報が届いたというわけです。「三輪車のナンバープレート」のサイトも記事中に紹介されていますから、これはもう全国ですぐに注文可能! 東京に住む私も、もう今にもポチっと発注してしまいそうなわけで…。面白い時代になったものです。
ところで、「三輪車のナンバープレート」を考えられた「平出精工」さんですが、あくまでも本業は自動車部品の金型の放電加工業なのだとか。特に積極的にプロモーションしないのは「三輪車のナンバープレート」が売れすぎて、本業に差し障ってもいけないというわけなのか。…なんて思うと、余計欲しくなるのが消費者。 もはや我が家に三輪車はありませんが、ほかの用途を考えて検討してみますか!