災害時にペットを守れるのは飼い主だけ。
今週、台風15号が首都圏に大きな影響を与えました。関東に上陸した台風としては過去最強級のもので、千葉市では風速57.5メートルを観測して史上1位の記録を更新しました。この記録的な暴風雨により、冠水、停電、農業被害、鉄道や空の便の運休など私たちの生活は大きな影響をうけました。今の時期、自治体広報紙には災害対策に関する記事が多くなっています。
今回は、災害対策の記事のなかから愛知県小牧市の「広報こまき」令和元年9月1日号の“特集 ペットとあなたの災害対策(1)(2)”を取りあげます。この記事は、災害時に発生するペット関連の問題点や飼い主の心得が説明されています。ペットを守るためには何をすべきなのか。まずは自分の安全を確保することの重要性が強調されています。また、飼い主が行うべき災害対策を<平常時>と<災害時>にわけて詳しく解説されています。平常時の対策として、家具の転倒防止やケージの固定、むやみに吠えないなどの基本的なしつけ、予防接種、迷子札をつけることなどが指摘されています。さらに、ペットの備蓄品が紹介されています。優先順位が最も高い備蓄品は命や健康に関わる薬やフード、5日分以上の水です。その次が飼い主の連絡先やワクチン接種歴といった情報になっています。今回とりあげた記事は様々な対策が説明されていますので、チェックリストとしても活用できると思います。
ペットは、ストレスの解消や心を癒すだけでなく、健康にもプラスの効果があることが証明されています。動物をつれて福祉施設や老人ホームを訪問すると、動物に触れる、声をかけるなど、高齢の方の積極的な活動を引き出す効果が認められています。今後の日本社会においてペットの存在はより大きなものをなっていくのかもしれません。
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