ペットと幸せに暮らすための約束は最期まで守る。
9月20日~26日は動物愛護週間です。この記念週間は動物の愛護と適正な飼養についての理解と関心を深めることを目的として定められました。日本では、平成29年度末の時点で630万頭を超える犬が登録されています(厚生労働省ホームページ)。また、猫については人気の高まりとともに、犬よりも飼育数が上回っているともいわれています。この時期、自治体広報紙には動物愛護に関連した記事が掲載されます。
今回は、動物に関する記事のなかから神奈川県相模原市の「広報さがみはら」令和元年9月15日号の“《お知らせ》マナーを守ってペットと暮らしましょう”を取りあげます。この記事では、<ペットと幸せに暮らすための大切な約束>が4つ紹介されています。
1 最期まで飼い続けられるか飼う前に家族などと相談する
2 病気の治療や介護のために備える
3 災害への備えと心構えをする
4 周囲の人に迷惑をかけないよう配慮する
というものです。
最近では、犬や猫は平均して約15年の寿命があるといわれています。子犬の時から飼い始めたとすると、少なくとも10年以上は約束を守らなければなりません。「自分が病気になったら」「体力がなくなったら」「家族の事情が変わったら」など、ペットを飼えなくなるリスクを認識したうえで決断することが重要だと思います。
環境省ホームページを見ると、2004年に犬と猫合わせて40万頭ちかくが殺処分されていましたが、行政や様々な関連団体の努力によって2017年の統計では4万3千頭にまで減少しています。しかし、飼い主の飼育放棄、身元不明など、殺処分される犬と猫の大半は飼い主の都合によって不幸な運命にあっています。人間と動物どちらも幸せに暮らせる世の中をつくるためにはまだまだ時間がかかりそうです。
☆神奈川県相模原市の観光情報
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