【働く女性の注目記事】歯周病が生活習慣病を引き起こす!? 年に1回歯科検診のススメ
先月のこと。私は大好きなひとりカラオケに行き熱唱していたところ、突然歯のかぶせものが取れてしまい、あやうく飲み込みそうになりました。
慌ててかかりつけの歯医者に駆け込んだところ、かぶせものの中の虫歯がかなり進行しており、このまま放置していたら抜かなければならない事態になっていたとのこと。加えて歯茎の腫れから軽度の歯周病とも診断されました。歯医者に行ったのは実に2年ぶり。その後も小さな虫歯の治療やクリーニングを受け、先週ようやく虫歯ゼロとなりました。あとは歯周病が進行しないようキープするのみ。そのためにはやはり定期的な歯科検診が欠かせないのだと実感しています。
広報紙KOBE 5月号によると、日本人が歯を失う原因の第一位は「歯周病」。
「歯周病」とは、歯垢の中の細菌が歯肉に炎症を起こし、歯を支える骨を溶かしていく病気です。
土台の骨が弱くなると歯はグラつき、やがては抜け落ちてしまいます。
近年では成人の約8割が歯周病だといわれているそうですが、怖いのは「歯周病の影響は歯だけに留まらない」という点です。
歯周病の細菌が血管から全身にまわり、脳梗塞や心疾患、糖尿病などの生活習慣病になる恐れがあるのだとか。また、歯が抜け落ちて本数が減ると噛む回数が減ることから、脳の活性化が妨げられアルツハイマー型認知症になるリスクも高くなるのだそうです。
神戸市では40歳以上を対象に、無料で受けられる歯科検診を市内624カ所の医療機関で実施しています。年に一度の検査でさまざまな病の芽を摘めるなら、それに越したことはありませんよね。
目立った変化はなくても、見えない部分で進行している可能性もあるという歯周病。つい後回しにしがちな歯の健康にも気を遣っていきましょう。