【働く女性の注目記事】「健康寿命」を考える。家族のためではなく、ご自分のための長寿を!
「健康寿命」という言葉をご存知でしょうか?2000年に世界保健機関(WHO)が提唱したもので、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義されています。WHOが発表した2015年時点の統計によると、日本人男女平均の健康寿命は、74.9歳、平均寿命は、83.7歳と共に世界1位だそうです。まさに日本は、世界トップクラスの長寿大国といえます。
鳥取市琴浦町発行の広報ことうら5月号では、「目指せ!健康寿命日本一のまち」を掲げたシリーズ記事が始まりました。琴浦町の健康寿命平均は平成27年度末で男性が77歳、女性が82歳とのこと!みなさん、とてもお元気です。
「元気に長生きしたい」とは誰しもが願うことです。しかし、ひとたび家族の一人が健康を損なうと、病院費用、介護費用などのお金の工面や、看護者、介護者の人手確保、介護施設の入居検討など、家族の暮らしにも大きな変化が余儀なくされます。そのため、「家族に迷惑をかけまい」と思うシニア世代は、食事に気を配り運動を心がけ、様々な健康法にチャレンジし試行錯誤しているそうです。
もちろん、健康であることは、ご自身と周りのご家族にとって幸せなことです。ですが、長い時間を生き抜いてきた身体です。体調を崩し、身体を壊すことは当然起こり得るのです。そのときに、肩身の狭い思いをしたり、ご自分を責めてしまったりと、心まで病に侵されぬよう、心の健康寿命は全うしたいものです。
周りに迷惑をかけないためではなく、ご自分の生きがいと楽しみを見つけるための健康寿命を手に入れたいですね。