1票が結果を分ける地方議会議員選挙
先週に続き、選挙の話題です。
全国どこかで選挙が行われていると先週書きましたが、今週も選挙に関する記事を取り上げます。
それが大阪府阪南市の広報紙に掲載されていた「阪南市議会議員一般選挙は9月17 日(日)が投票日です」という記事です。
阪南市は大阪府の南部にあって、市制施行は1991年。大阪府内で最も新しい市です。
前回の2013年の市議会議員選挙では、定数16に対して、立候補者が19名。有権者数は約4万6千人。投票率が約54%。16番目の当選者の票は945票で、次点が942票。次点で落選した候補者は3票差で涙を呑む結果になりました。
地方議会議員の選挙では、このように、数票差で当選と落選が決まることも珍しくありません。文字通り、1票が結果を分けるのです。
そんな中で、市としても選挙について広報に努めていることがうかがえるのが、この阪南市の広報紙の記事です。期日前投票の日数を入れても、市議会議員選挙で投票出来るのは7日しかありません。広報紙を小まめに確認する層は投票も欠かさずに行うのかもしれませんが、周知を徹底して、「投票し忘れた」ということにならないよう様々な工夫が求められていると言えます。
前回の阪南市議会議員選挙のように、最後は3票で当落が分かれるとすると、一家族が投票に行って、家族で一致して誰かに投票したのかしないのかで結果が変わることになります。
マイ広報紙にも阪南市内の全投票所の地図が掲載されています。貴重な一票を欠かさずに行使するために必要な情報が阪南市の広報紙でも丁寧に紹介されており、より多くの阪南市民の目に触れることで、投票率の向上にもつながればと思います。