【働く女性の注目記事】「フードドライブ」って何? 我が家の食品ストックが誰かの役に立つ。
食品庫を整理していたら、賞味期限切れの缶詰が出てきました。お恥ずかしいのですが、よくやってしまいます。生鮮食品はそれなりに気を付けているのに、保存がきく缶詰やレトルト食品は気付くと1年前に賞味期限が切れていることも。長持ちするからと買い込んで安心してしまい、食べるのを忘れてしまうのですね。「いざ」という時のためのストックのはずが、役割を果たすことなく捨てることになり、もったいない気持ちと後ろめたさで落ち込むことがしばしばです。
そんな折、長野県上田市の広報うえだに載っていた「余っている食料品をご提供ください」が目に留まりました。自宅で消費されない食料品を集め、食べ物に困っている方や福祉施設に届ける支援活動「フードドライブ」のお知らせです。上田市ではNPO法人フードバンク信州によって、市内で毎月フードドライブが開催されています。対象は缶詰、レトルト食品、乾麺、米、カップ麺などで、「賞味期限が明記され、かつ一か月以上あるもの」「未開封で包装や外装がやぶれていないもの」等の条件を満たしていれば持ち込むことができ、食に困っている方に役立ててもらうことができます。
フードバンク信州によれば、日本では国民の約16%の方が食に困っている一方で、年間約632万トンの食糧が廃棄されているといい、これは1年でひとりが60食分を捨てている計算になるそうです。60食分! 私もそれに加担していたとは。
欧米では様々な場面で日常的に行われているというフードドライブ。日本ではまだ認知度が低く、私もこの記事で初めて知りました。調べてみるとフードバンクは全国にあって、それぞれ定期・不定期で行っていることがわかります。お住まいの地域でも実施しているかもしれません。必要としている誰かの役に立って、自宅の食品ストックを適正量に保つことができるフードドライブ、ぜひ参加したいものです。