私事ではありますが、長崎県大村市は、友人の村崎浩史さんが市議会議員を務めている関係で何度も訪れており、市の広報紙やWebサイトも頻繁に確認しています。

　その大村市の広報紙も2017年10月号からマイ広報紙に登録されることになりました。

　色々と気になる記事が満載の号なのですが、なかでも「人事行政の運営などの状況を公表します」という記事に目が留まりました。記事には、大村市の職員数、人件費、平均給与月額、初任給などの表が掲載されています。このような情報は他の自治体でも公開はしていますが、大村市の場合はより詳細に、職員の懲罰処分の状況や研修の状況といった事柄まで公開しています。

　ちなみに、友人である村崎さんが務める市議会議員の報酬、さらには市長や副市長の給料も公開されています。

　もちろん、それらの表だけを見ても、簡単な感想程度以上のことは言えません。自分自身の給料と照らし合わせて、市の公務員の給料は安いのか高いのか。議員さんでも、議長となれば、どれくらい毎月報酬を受け取っているのだろうかとか。あるいは、大卒の初任給はなかなか厳しいなといった感想を抱くかもしれません。

　それぞれの地域で給料や報酬の相場が異なるのですが、それでも、こういう一覧表を見ているだけで自治体の規模だとか活動の状況が見えてきます。

　特に公務員や議員への風当たりが強いご時世ですが、まずはこういう公開されている情報を踏まえた上で、あれやこれや言って欲しいものです。

人事行政の運営などの状況を公表します