皆さんは、「暑さ指数」という言葉を聞いたことがありますか。
暑さ指数(WBGT:Welt Bulb Globe Temperature)は、人体と外気との熱のやりとりに着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい(1)湿度、(2)日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、(3)気温の3つを取り入れている指標です。
熱中症は、気温が高い日だけに発生するものではなく、気温はそれほど高くなくても湿度が高いときや、アスファルトやコンクリートなど周囲の環境による熱の跳ね返りが強いときなど、その時の環境により発症の危険度が変わります。
これまでから「暑さ指数(WBGT)」により、熱中症に注意が必要な日には、熱中症警戒アラートを発表し、注意を呼びかけてきたところですが、ここ数年、命の危険が伴う暑さが観測される日が増えてきたことから、環境省はこれまでの熱中症警戒アラートをもう一段引き上げた『熱中症特別警戒情報』の運用を4月24日から開始することとなりました。
暑さ指数が『35』以上となることが予想されたときは、前日の午後2時に「熱中症特別警戒情報」が発表されます。町のホームページや防災行政無線、環境省のホームページ、テレビの気象情報でお知らせしますので、命を守るため熱中症予防の対策を取ってください。
▽暑さ指数別での注意事項(日本生気象学会「日常生活における熱中症予防指針ver.4」改編)
◎暑さ指数=気温ではありません~暑さ指数「35」は命の危険~
暑さ指数は気温以外にも湿度や周辺の熱環境を取り入れて表す指標で、気温がそれほど高くない日でも油断はできません。
暑さ指数「35」は全国の主要都市で2012年以降1度しか観測されておらず、暑さ指数が「35」に達する日は熱中症による搬送者が「危険」に分類された日の2倍以上になると想定されるほど危険な値です。
問合せ:国保健康課、総務課、産業・環境政策課
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