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中頓別町4 組目の新規就農

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北海道中頓別町

■棈松智通さんと光代さん夫妻就農から一年を振り返る
棈松(あべまつ)さん夫妻は、昨年4月に岩手地区へ新規就農。お二人が中頓別へ来た理由や、この一年の様子などを伺いました。

旦那さんはどういった経緯で酪農家を目指したのでしょうか
智:埼玉県出身で、大学を卒業後、1年間ニュージーランドにワーキングホリデーで行っており、帰国後に獣医を目指したが断念。獣医に近い仕事を肌で感じようと士幌の牧場に入ったが、牧場で働くことが面白く、ニュージーランドと北海道の気候が似ていたこともあり、北海道に住み着いた。
中頓別に来るまでに4か所くらいの牧場を経験したが、そこで学んだことを表現するため、新規就農を目指した。ただ、キャリアがあっても嫁がいないと新規就農は厳しく、単身では断られる。嫁探しと並行して就農する地域を探していたところ、宗谷地域はとりあえず単身でも来てみてというスタンスだったので、行くのであれば宗谷と狙いを定めた。

中頓別に決めた理由は?
智:デントコーンが活用できるということも理由の一つ。それまで扱っていた粗飼料ということもあり慣れていた。ほかの管内町村では通年で確保できない。もうひとつの理由として、経営譲渡可能な物件があるタイミングであったこともあり、中頓別に決めた。ほかのところは空きがなく、ヘルパーをやりながら待つ状況だった。

奥さんが中頓別に来た経緯は?
光:出身は札幌で、農業者との婚活イベントがあって、そこで知り合い、お付き合いが始まった。そのときは複数の仕事を掛け持ちしていたが、夫から中頓別に来ないかと話があって、のちに結婚した。
智:仕事のことも聞いていたから、働くことが苦ではない人なんだなと。確かに頑張ってくれている。

研修時代と就農後はどういった違いがありますか
智:研修と比較すると、夫婦ですべてをやらなければならないことが大きい。ほかには、研修のときであれば、アイデアがあっても会社に相談し、アドバイスをもらいながら進めてきたが、就農後は自分で考えていかなければならないし、負担や責任も伴うが、自分でクリエイトしながらやっていくこと、これがやりたかったことなので苦ではない。

就農から一年間どのような状況でしたか?
智:今まで色々とインプットしてきたものをどのようにアウトプットしていくか。現状、やりたいことは色々とあるが、基盤がしっかりしていない。この一年は経営の足場固めをしてきた。それでも全然固まっていないので、今年中には足場を固めるようやっていきたい。あとは、資金の問題もあるので、いかにそこを捻出していくのかが課題。今ある資源と資金をどのように使うかが問われてくる。どのように経営を組み立てていくのか、日々考えている。

二人で生活する中で お互いに気を使っていることは?
智:勉強の機会があれば積極的に参加できるようにしている。色々な研修やフレッシュミズの活動などには、そのことで負担が増えるとしても出てもらえればと思う。
光:夫は考え出すと長い。すごく長考する。何か考えだしたときには口を出さないこと。考え始めるととても長いので、邪魔をしないようにしている。

ケンカすることはありますか?
智:いつもケンカしている。考え方の違い。どちらかが折れるということはなく、お互いが納得しあうまでとことん話し合って、折衷案に落ちる感じ。一日かけて話し合うこともある。だからお互いにエネルギーを使う。ただ、考え方が違うからバランスが取れているところもあるし、強要することはなく、お互いの考えは尊重しあって干渉しないところもある。

奥さんは酪農未経験で大変ではなかった?
光:運動が好きではないので、仕事にはあえて動く仕事を選んできた。それでも就農してから働く時間が長くて体力の無さを感じた。動物は嫌いじやないし、牛が死んだときも落ち込むことはあっても立ち直れないほどじやない。天職とまでは言わないまでも、酪農の仕事は向いていないことはないかなと思う。適正はあったのかもしれない。
智:子牛の哺育などは任せているし、話かけたり、うまくやってくれている。

これからの目標は?
智:夢というほどでもないが、人間らしい生活を送ること。次の日集荷の日とかだと、寝坊できないので、詰所で寝ることも多い。一日のサイクルを確立し、経営していきたい。そのうえで、効率よく働くことで発展的な仕事の割合を増やしたい。今は、地盤固めの作業が多い。中長期の夢などはあまり考えず、目の前の問題に一つひとつ取り組んでいきたい。

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