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アライグマ対策特集 ~効果的な対策に向けて~

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北海道新十津川町

■令和元年度のアライグマ調査でわかったこと
皆さんは、アライグマを見たことがありますか? 新十津川町では、アライグマによる農作物の被害が深刻になっています。
町では、令和元年度から道総研エネルギー・環境・地質研究所の協力の下、町内でのアライグマの生息状況調査に着手しました。

◇こんな調査をしました
昨年は、「センサーカメラ」を使い、アライグマがいつどのような場所で多く見られるのか調査しました。「センサーカメラ」は、カメラの前で何かが動くと、それを感知して撮影を始めるもので、野生動物の調査によく使われます。
このカメラを吉野地区、学園地区、大和地区、学園・大和の間の地区、総進地区、花月地区の6つの地区に一台ずつ、5月末から11月末まで設置しました。

◇調査の結果分かったこと
・アライグマは新十津川町のほぼ全域に生息している。
・アライグマが撮影されていたのは、日の入りから日の出までの夜間で基本的に夜行性。ただし、11月は、人目の少ない場所で日中でも活動していた。
・畑の中でも、林の縁付近に出没する傾向があった。
・農作物の収穫が終わって、雪が降り始める季節でも、活発に活動していた。

◇町で収集している捕獲記録から分かること
町では、町内で捕獲されたアライグマについて、わなを設置している農家の方に協力いただき「何日間わなを仕掛けたか?」「何台わなを仕掛けたか?」「その結果何頭捕獲されたか?」といった捕獲記録情報を集めています。
紙面4ページの図はセンターカメラの撮影頭数と捕獲頭数を地図にしたものです。アライグマの撮影された頭数が多い、捕獲された頭数が多いほど、大きな丸で表示しています。
このような情報から、町内にアライグマがどれくらい生息しているのかを大まかに把握することができます。

■農業被害削減に向けて
アライグマによる被害を防止するためには、電牧柵や防獣ネットを設置するといった対策も必要ですが、根本的な解決にはなりません。
アライグマの生息数を増やさないためにも、継続して捕獲することが大切です。

◇春はわなの仕掛け時
4~6月は、アライグマの出産・授乳期間です。出産前もしくは授乳期に母親アライグマを捕獲すると、子アライグマは生きていけないため、複数頭分の捕獲効果があります。また、周りに農作物など食料になるものが少なく、エサに誘引されやすいため、この時期にわなを仕掛けると効果的です。

◇箱わなの効果的な設置場所
アライグマの特性を利用し、次の場所に設置すると効果的です。
・河川や用排水路周辺・新しい足跡が多い場所 →移動ルートとなっている可能性が高い。
・森や林の中および周辺 →身を隠せるため、アライグマの警戒心が下がる。
・周辺に好む食べ物がない場所 →仕掛けたエサの魅力がアップ
※箱わなは、随時貸し出していますので、お問い合わせください。

◇センサーカメラの設置について
今年度はアライグマの新たな出没箇所を発見することを目的としたセンサーカメラを設置します。
「動物がいる形跡があるけどアライグマだろうか」「作物が被害に遭ったけど、アライグマの仕業だろうか」などの情報をお持ちの方は、産業振興課へお知らせください。

◆秘伝! 農家のひと工夫!
ここでは、実際にアライグマを捕獲している農家の方に、「どのようなエサを仕掛けているか」「どのような工夫をしているか」を聞き取った内容をご紹介します。
第1回目は「エサ」についてです。

・酒粕、からあげ、油あげ、バターを塗ったパン、甘いスナック
アライグマは甘い匂いや油臭に惹かれる傾向があるため、誘引されやすいことが考えられます。

・にぼし、ペットフード
アライグマは雑食で動物性の食べ物も好みます。

アライグマの好む食べ物やエサの食いつき具合は時期によって変わると考えられています。なかなか捕獲できない場合はエサを変えてみるのも良いかもしれません。

問合せ:産業振興課農林畜産グループ
【電話】76-2134

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