ユーザー登録
文字サイズ
自治体の皆さまへ

動物園からの手紙〔346通目〕 オランウータンのリアンの死

9/59

北海道旭川市

ゴンタ、マリ、旭姫(あさひめ)、釧太郎(せんたろう)、モモ、そしてリアン。現在のオランウータン舎で命を終えたヒト科の動物たちです。ニシローランドゴリラのゴンタはエキノコックス症に感染し死亡。寄生虫が脳に転移して、脳梗塞のような発作を繰り返しました。ゴンタと長年共に暮らしていたマリは、ゴンタが死亡した翌年に突然死。明確な死因は究明できず、ゴンタとマリは、子を残すことはできませんでした。
ゴリラがいなくなった獣舎で、新たにオランウータンの飼育を始めました。釧路から釧太郎、インドネシアから旭姫が来園し繁殖に向けた体制が整いましたが、旭姫が死亡しました。そして台湾からリアンの来園。すると今度は釧太郎が死亡しました。リアンは順調に成長し、平成13年に空中散歩と呼ばれるようになった新施設での主役となりました。その翌年ジャックが来園し、次の年に長女モモが誕生。リアンは出産時に育児を放棄しましたが、飼育員の介添え保育で、見事母親になりました。モモ誕生の4年後に長男モリトが誕生、今度は最初から育児ができました。モモはまだ子供でしたが、弟モリトの面倒を見て母リアンの育児をサポートしました。何もかもが順調に思えた矢先に、モモが事故死。モリト誕生の8年後に次女モカが誕生。大人になると、単独で生活をするオランウータン。最近ではリアンとモカ、ジャック、モリトが、寝室でも放飼場でも別々に暮らしていました。
3月6日、リアンの死は突然でした。解剖時の所見では、くも膜下出血を認めました。モカは精神的な親離れが早く、自分のペースで行動する傾向が強い個体で、現在はリアンの死で大きく体調を崩すこともなく毎日を過ごしています。ただしオランウータンとして生きていく上で、出産・育児や雄との間の取り方など、まだまだリアンから学ばなければいけないことは多くあったはずです。今後は様々なケアをしながら、成長を見守っていかなければいけません。

◆旭山ピックアップ
▽フラミンゴ舎がリニューアルオープン
施設全体を網で覆った新しい「フラミンゴ舎」では、フラミンゴが羽ばたいて浮き上がる姿など、より自然に近い行動が観察できます。
この他、ニワトリ・アヒル舎をクジャク舎の向かいに新設。東門階段下スロープにある北海道小動物コーナーの展示施設が充実しました。

▽開園日・時間
・休園=4/26(金)まで
・夏期開園=期間中は無休
4/27(土)~10/15(火) 9:30~17:15
10/16(水)~11/3(日) 9:30~16:30
※いずれも入園は16:00まで。
市民特別入園料金:590円(中学生以下、70歳以上の方は無料。運転免許証・学生証等の提示が必要)
※団体割引・免除制度などは問い合わせを。

最新ニュースは旭山動物園HPで!

詳細:旭山動物園(東旭川町倉沼)
【電話】36・1104

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

自治体からのお知らせ欄
コメント
〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町2-20-5 石川ビル3階