ユーザー登録
文字サイズ
自治体の皆さまへ

地域に生きる甲斐のまつり

8/37

山梨県甲斐市 クリエイティブ・コモンズ

第8回 道祖神祭り(玉川東地区)

玉川東地区には、190年以上前から続く伝統的な祭りがあります。それは、1月14日の小正月に毎年行われる道祖神祭りです。
「この地区に昔から住んでいる45戸が中心となって執り行っている」と祭りに長年携わっている加々美英さんは話します。祭りの寄付者に配るお札を刷る版木などが収められた木箱には、江戸時代の元号で「文政10年」と書かれています。これは西暦で1、827年。また、今も使われている版木には「日露戦争記念 明治18年」と書かれており、この祭りの歴史の長さがわかります。
祭りの山場は高さ約7メートルの高さに積まれたわらに火をつけ、書初めなどを燃やすどんど焼きです。この炎を見て、隣の昭和町からも毎年書初めや正月飾りを燃やしにくるそうで「地元の人だけでなく、周辺の人たちも毎年楽しみにしている」と加々美さんは話します。
書初めなどを燃やした後は、無病息災を祈って木の枝に突き刺したまゆ玉を焼いて食べます。昔は燃え尽きた後の灰を家に持って帰り、水に溶かして魔よけの意味で家の周りにまいていたそうです。
世代交代も順調に進んでいるという祭りが、どのような存在か加々美さんに聞くと「長年見ているが、わらが天高く燃え上がる瞬間は、毎年感動する。地域にとって子ども、孫、その次の世代へと伝えていってもらいたい伝統です」と話してくれました。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

自治体からのお知らせ欄
コメント
〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町2-21-11 山竹ビル