四季折々でさまざまな野鳥が観察できるバードウォッチング。鳥屋野潟などの豊かな自然環境には、さまざまな野鳥が姿を現します。身近に住む野鳥を観察しに出かけてみませんか?
■鳥屋野潟で見られる野鳥
◇アオサギ
「グワァー、ゴァー、キヤ」
全長:93cm
・日本のサギの仲間では最も大きな鳥。
・餌(魚やザリガニなど)を探して水辺をゆっくり歩いている。
◇カンムリカイツブリ
「クワッ クワッ クワッ」
全長:56cm
・水中によく潜り、魚を主食とする。
・親子で水面を泳ぐ姿を見ることができるかも。
◇キジ
「ケーン ケーン」
全長:60~80cm
・日本の国鳥に選定されている。
・顔が赤いのがオスで、なわばりを示すときに大きな声で鳴く。
▼鳥屋野潟の探鳥スポット
鳥観庵
県立鳥屋野潟公園内(産業振興センター近く)の野鳥観察舎。誰でも利用することができます。
利用時間:9:00~16:00
■西海岸公園で見られる野鳥
◇シジュウカラ
「ツーピー ツーピー、ツツピー」
全長:14cm
・街中でも身近に見られる。
・他の種類の鳥と混ざった群れを作っていることも。
◇カワラヒワ
「キリリ、コロロ、ジュイーン」
全長:14cm
・種子を好んで食べる。
・飛翔したとき、羽に黄色い帯が見られる。
◎木の葉が落ちる秋以降は特に見つけやすい!
■野鳥観察に魅せられて
「見つける」を楽しむバードウォッチング
日本には約600種の野鳥が確認されており、新潟でも多くの野鳥が生息しています。市内には、そんな野鳥の観察を楽しむ団体「にいがた野鳥の会」が活動しています。今回、同会会長の熊木さんに話を聞きました。
◇癒しの野鳥
自然の中に入った時、聴こえる小鳥のさえずりや、野鳥の綺麗な目に癒されます。野鳥観察を始めて40年ですが、今まで見たことがなかった野鳥を見つけたときは、とても楽しい瞬間ですね。
◇鳥屋野潟の野鳥観察
中央区でいえば、鳥屋野潟は林もあるので、潟では水辺の鳥、林では小鳥と、さまざまな野鳥を同時に観察できるのは魅力的です。また、冬には白鳥が飛来しますし、鳥屋野潟でも約3千羽もの白鳥が確認されています。
◇教える楽しさ
現在はガイドとして、初心者にバードウォッチングのやり方を教えています。魅力を伝えることができ、そしてまた野鳥観察の楽しさを共有できるのは嬉しいですね。
■自然観察会・体験会の紹介
市内や近隣エリアでは、さまざまな自然観察会・体験会が開催されています。
バードウォッチングや植物観察など、身近な自然環境に触れられる体験会に気軽に参加してみませんか。
■これだけは押さえよう!
ーバードウォッチングの準備やマナーのあれこれガイドー
◇これは必須!服装・持ち物編
「動きやすい服装がポイント!」
・夏は熱中症対策!
・冬は防寒対策!
[チェックリスト]
・ウエストバッグなど(両手が空くもの)
・双眼鏡(8~10倍)
・雨具
◎あったらよいもの
・ノート(ポケットサイズ)
・野鳥図鑑
◇絶対大事!マナー編
・野鳥を不安にさせない距離から観察しよう
・静かに観察、野鳥を驚かせないようにしよう
・足元の草木にも気を配ろう
・ほかの人の迷惑にならないように
◇野鳥を見つける第一歩!観察のコツ編
(1)まずは静かに鳥の声を聞こう
(2)鳴き声が聞こえたらその方向に目を向けて
(3)見る角度を変えながら木々や草木に隠れた野鳥を探してみよう
◎野鳥や自然、人への気配りを忘れずに楽しもう!
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