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新春・市長対談(2)

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神奈川県 大和市 クリエイティブ・コモンズ

◆それぞれの階段の上り方
[大木]長く水泳を続けてこられていますが、ターニングポイントだったなと思う大会やレースなどはありましたか。
[青木]はい。2014年の日本選手権です。私が大学2年生のときだったのですが、その年はパンパシフィック大会とアジア大会という二つの世界大会の選考大会を兼ねていました。その世界大会への代表の中には、私の同期がたくさんいて。それを目の当たりにして、「自分は何をやっているのかな」とふと思ったんです。それで、自分も水泳をやっていて上を目指す人間として、「やはり日の丸を背負いたい」とそのときに強く感じたのがターニングポイントです。そこから徐々に徐々にタイムを伸ばしていきました。
[大木]青木さんの世代は、とても有望な選手が多くいますよね。
[青木]はい、黄金世代と言われています。
[大木]そういった人たちと競うというのはどういう気持ちですか。
[青木]そうですね。私の世代には萩野(公介)・瀬戸(大也)がいるのですが、彼らは中学生、高校生の頃から速くて。私はそれに埋もれていた選手だったので憧れがありました。すごいな、と思っていた選手と一緒に泳ぐ、一緒に日の丸を背負って選手団として五輪に行く、となったときは、「やっと追いついたんだな」という気持ちになりました。
[大木]青木さんが広く注目されるようになったのは、2014年のジャパンオープン以降かと思いますが、それまで苦しいことも多くあったと思います。どのようにして自分を鼓舞して頑張ってきたのですか。
[青木]そうですね…。実は、そこまで行くのに苦しいと思ったことはあまりないです。常に自分に見合った目標を立ててそれをクリアして、ということを続けてきて、その順位まで行ったので、「苦しかった」という思いはあまりないですね。
[大木]目標というのは常に定めるようにしていましたか。
[青木]はい。水泳は9月にシーズンが始まるのですが、そのときにその一年の目標を立てて、それを達成するためにどんな練習をしようかということを自分の中で考えています。
[大木]素晴らしい。本当に努力型ですね。
[青木]一つ一つ階段を上って来たという感じですね。
[大木]今のお話を聞いていて、どの職業、どの人生にも言えることではないかなと思いました。皆さん一歩一歩何かに向かって階段を上っているんじゃないかと思います。その上り方、人生の送り方には、人それぞれ違いがあると思うのですが、青木さんの姿勢、取り組み方は、多くのかたがたの心に何かを伝えることができるのではないかと思いました。
やはり、スポーツでも人生でも、早く伸びる人と真ん中ぐらいで伸びる人、後半で伸びる人がいると思うのですね。私は後半で伸びる人の人生がとても魅力的だと思います。というのは、その前に人には言えない大変な苦労があって、その苦労が実っていく。そこに多くの市民の皆さんが、「ああ、自分と同じような人間が頑張ってやって、記録を更新したんだな」と共感したり勇気をもらったりするのではないかと思います。青木さんはこれからも長いスポーツ人生になると思いますので、ぜひ頑張っていただきたいです。

◆昨年を振り返って
[大木]昨年はどんな一年でしたか。
[青木]昨年はうれしい思いもしましたし、悔しい思いもした一年でした。世界水泳で日本新記録を出せたことがすごくうれしかったです。一方で、初めて世界水泳で個人のレースにも出られたのですが、そちらはなかなか思うようにいかなくて、とても悔しい部分がありました。また、学校を卒業して初めて社会人になった年でもありました。これまで小学校、中学校、高校、大学と、ずっと学生でしたが、社会人になって仕事も始まり、社会の一員としての責任というものを感じました。
[大木]大きな変化があった年でしたね。私は昨年もさまざまな施策に取り組んだ一年でした。
昨年、市立病院の小児救急が24時間365日体制になりました。小児科の二次救急医療機関として、入院を要するような小児の重症患者を夜間・休日を問わず市立病院で受け入れられるようになりました。また、ボール遊びができる公園を増設しました。ボール遊びがしたくてもなかなかできる公園がなかったのですが、市内の公園に防球ネットを備え、楽しくボール遊びができる公園を増やしました。それから、高齢のかたの運転事故対策として、シルバー・ドライブ・チェックを開始しました。市が貸し出すドライブレコーダーで車の運転のようすを記録していただき、その映像を交通安全教育専門員が診断して安全運転のためのアドバイスなどを実施します。今年も精力的に、市政運営に取り組みます。

◆新年の抱負・市民へのメッセージ
[大木]新年の抱負を聞かせていただけますか。
[青木]昨年のうれしさと悔しさ、この二つの気持ちを生かしていきたいです。今年もしっかり日本代表に入って、昨年出した日本記録をまた塗り替えて、個人でも世界大会の出場権を得られるように頑張っていきたいと思います。皆さんにも応援いただければうれしいです。
[大木]今年も素晴らしい泳ぎを見せてください。楽しみにしています。
私は、健康のためには「何かやることがある」ということが非常に重要だと思います。何かやることがあるからこそ歩いたり、頭を使ったり、よい意味で気を遣ったりする。ですから、私からは今年、市民の皆さんにぜひ、やりたいことや自分なりの健康法を考えていただいて、それを一日でも長く実行していただきたいと思います。市民の皆さんが健康に向けて一歩進むことによって、大和市全体が健康になっていくと思います。「今年はこれに挑戦しよう」「この一年間こういう健康法をしてみよう」ということを考えていただいて、健やかな一年を過ごしていただければと思います。

▽青木智美さん
平成6年生まれ。平成26年ジャパンオープンで200メートル自由形3位に入賞。平成28年リオデジャネイロオリンピックは800メートルリレーの日本代表選手として出場し、8位に入賞。平成29年の世界水泳選手権800メートルフリーリレーでは日本新記録で5位に入賞。
平成29年法政大学卒業。現在アリーナつきみ野スポーツクラブとあいおいニッセイ同和損保株式会社に所属。中央林間西在住。

○この対談の模様は、FMやまと(77・7メガヘルツ)で、1月1日(祝)午前10時から放送します(2日(火)・3日(水)も同時刻に再放送)。

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