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特集 『前に』新型コロナウイルス感染症の影響の中で 今しかない夏(1)

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福島県伊達市

新型コロナウイルス感染症拡大は夢や目標に向かう学生スポーツにも大きな影響がインターハイ、そして夏の甲子園も中止に戦後史上最多、13年連続出場中の聖光学院の今に迫った。

平成19年から甲子園に13年連続出場が続く聖光学院は、第1回大会から14年連続出場した和歌山中学(現桐蔭)の史上最多回数に並ぶ期待のかかる夏を迎えるはずでした。
しかし、日本高校野球連盟は5月20日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、甲子園球場で8月10日に開幕予定だった第102回全国高等学校野球選手権大会について、地方大会も含めて中止を決定しました。2011年の震災も乗り越え出場してきた甲子園への道は閉ざされました。
聖光学院野球部の選手たちは、この困難な状況をどのように受け止め、前に進もうとしているのでしょうか。そこには、変わらずひたむきな姿がありました。

■新型コロナウイルス感染拡大の影響
2月28日 福島県教育委員会では、3月2日から春季休業までの間、臨時休業を要請
3月2日 学校が休校(練習は継続。ただし、公共交通機関は使わない、人と接触を防ぐなどの対応を実施)3月のキャンプ・練習試合が中止
4月上旬 ようやく練習試合を行う
4月7日 政府が7都道府県に緊急事態宣言を発出
4月16日 政府が緊急事態宣言を全国に拡大
4月17日 福島県教育委員会では、4月21日から5月6日までの間、臨時休業を要請
4月19日 チームは活動休止(福島県以南の選手は寮に残り、福島県以北の選手は実家に帰し、自主練習を開始)
4月21日 福島県が緊急事態措置を発表
4月28日 福島県教育委員会が5月7日以降の臨時休業延長を要請
5月4日 政府が緊急事態宣言を5月31日までの延長を決定
5月6日 実家に帰郷していた選手が寮に戻る(オンライン授業の開始のため)
5月14日 政府が39県の緊急事態宣言を解除
5月15日 福島県が緊急事態措置を解除。県教育委員会が学校再開に当たっての教育活動の在り方に関する指針を発表(段階的な教育活動の再開)
5月19日 学校の段階的教育活動再開に伴い、全体練習を再開
5月21日 政府が関西3府県の緊急事態宣言を解除
5月25日 政府が4都道県の緊急事態宣言を解除(全都道府県の宣言が解除)
5月31日 県内の高校と練習試合(東日本大昌平高校)
6月~ 各校校長の許可のもと県外の高校との練習試合を解禁
7月18日~ 福島2020夏季高校野球大会(代替大会)

■Special Interview(1)

◆『受け入れることで前に進む』
聖光学院高等学校 野球部監督
斎藤 智也さん SAITO TOMOYA

◇甲子園が中止に
まさに衝撃。人生の中で一番不条理。試練だと思いました。選手たちはもっと辛かったと思います。
ただ、受け止めないと前に進めない。いかに受け止めることができるかが、一歩前に踏み出すことにつながります。そのための準備が必要だと感じました。
春の大会が中止となり、夏がある、やっていこうと言い聞かせて、モチベーションを下げないようにしてきましたので、悔しさ、やるせない気持ち、いろいろなものがありました。
可能性がないものにこだわっても仕方がないので、選手たちには早めに伝え、覚悟を決めるしかないと。選手たちに甲子園が中止になったから、野球をやめるか?と確認しましたが、誰一人野球をやめる選手は現れず、代替の大会に向けて野球を続ける気持ちを確認できた時に再スタートできると感じました。

◇この状況での秘策は
同じ価値観を持つことが秘策。いつもと変わらない野球をやり通すだけ。
この状況を受け止めることができないと消化不良を起こします。新型コロナウイルス感染についても状況を受け入れることが大事だと。受け止めないと不平不満がでたり、敵を作ったりします。受け入れることができれば、こだわりがなくなる、とらわれることがなくなる。震災の頃に似ているんではないでしょうか。

◇夏の大会に向けて
いつもどおり、負けにこだわらない野球を追求していきます。選手がひたむきに、潔く戦う姿を市民の皆さんに見てもらいたい。甲子園がないのになぜこんなに熱く、一生懸命な野球ができるんだろうと思われる野球を追求していきたい。びっくりするくらいに。無言のメッセージとして伝わることにこだわりたいです。

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