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【Zoom Up】交流と活動が生まれる場所に 複合施設の基本設計決まる

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神奈川県厚木市

厚木バスセンター東側の中町第2‒2地区で、新たな複合施設の建設計画が進んでいます。9月には、建物の配置や規模、工事工程などをまとめた基本設計が完了。中心市街地の魅力向上やにぎわい創出に向け、計画を進めています。

中町第2‒2地区は交通の利便性が高く、公共施設や商業施設が多くあります。市街地のにぎわいの中心としての活用が検討されながらも、20年間、駐輪場としての暫定利用が続いていました。一方、1971年に建てられた市庁舎をはじめとした市や県の施設が更新の時期を迎えており、2018年に、中町第2‒2地区に庁舎機能を持った新しい複合施設の建設が決定。22年9月には、基本設計がまとまりました。
基本設計は、検討段階から続けてきた市民の皆さんとの意見交換などを踏まえ、安全・便利に利用できるよう、周辺施設との連携や、配置・動線計画などを盛り込んでいます。

■複合化で交流を生む
複合施設は、市庁舎や図書館、現在の子ども科学館(未来館)に加え、国・県施設の機能も持った施設として整備されます(紙面参照)。基本方針(下記参照)に沿って、利用者が集い、交流の場としても活用できる「広場的スペース」を低層部(1・2階)に設置します。複合化で、今まで出会う機会の少なかった人たちが交流し、新たなアイデアや相乗効果、創造的な市民活動が生まれる場をつくるためです。
10月の説明会に参加した坂本一真さん(21・元町)は「市民活動を活発にし、市が発展していくための重要な施設。どんなものが建ち、どんなふうに使われるのか、今から楽しみ」と期待を寄せます。

▽複合施設整備の基本方針
1 誰もが訪れやすく、一人一人に合わせたサービスを提供する施設
2 あらゆる世代の皆様にとっての居場所や気付きの場となる施設
3 複合化によるメリットを生かし、絶え間ない交流・活動が生まれる施設
4 将来の変化に柔軟に対応し、長きにわたり利用することができる施設
5 中心市街地のシンボルとして誇りと愛着を感じることができる施設

■災害に強く環境に優しい
建物は、水害時の浸水を防ぐため、1階部分の床を高く設定。被害を最小限にするため、災害対策本部や電気室は想定される浸水深より高い場所に設置し、災害に強い建物とする計画です。太陽光発電や地中熱などの再生可能エネルギーを導入することで、環境にも優しい施設となります。
新施設は、皆さんが気軽に立ち寄り、充実した時間を過ごせる居場所となることを目指しています。今後は、基本設計を踏まえ、26年度の建物完成、27年度の供用開始に向け、実施設計・施工業務を進めていきます。

問合せ:市街地整備課
【電話】225‒2470

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