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令和5年度 市政方針(3)

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愛知県春日井市

■令和5年度の主な取組(続き)
◆市民活動・文化・スポーツ
○町内会活動への支援
市への申請や情報共有等においてインターネットを活用するなど、デジタル技術も取り入れた支援方法を検討します。

○書道文化の振興
地域に書家を派遣し、身近な場所で書を体験する機会を提供するとともに、道風展の開催に合わせて、書や書道史を研究する「書学書道史学会」を誘致し、「書のまち春日井」を全国に発信します。

○芸術に触れる機会の充実
市に所縁(ゆかり)のある若手の音楽家や美術家の活動を支援し、市民の皆様が良質な芸術に触れる機会を充実します。

○スポーツに親しむ機会の充実
朝宮公園では、4月にテニスコートと野球場がリニューアルオープンします。各種競技大会やウォーキングイベントを開催するなど、スポーツを通じた交流や健康づくりを促進します。

◆都市基盤・産業
○JR春日井駅周辺の整備
北東地区の皆様との協議を重ね、将来のまちのあり方の検討を進めます。

○名鉄春日井駅の整備
土地区画整理組合と連携して、駅舎や自由通路などの整備に向け、関係機関と協議します。

○JR高蔵寺駅周辺の整備
市民の皆様の様々な御意見を踏まえ、交通利便性の向上を第一に、新たなにぎわいの創出に向け、整備の方向性を検討します。

○旧西藤山台小学校の整備
民間活力による生活利便施設と一体となった交流拠点の整備により、魅力ある空間の創出に取り組みます。

○公共交通の充実
利用者が増加している北部オンデマンドバスのより効率的な運行をめざし、運行地域の見直しも含め、検討を進めます。また、サンマルシェ循環バスの継続的な運行や石尾台地区で実施しているラストマイル自動運転の運営を支援します。

○落合公園の利活用方針の検討
昨年に実施したトライアル・サウンディングの検証結果を踏まえ、利活用方針を検討し、さらに親しまれる公園となるよう取り組みます。

○土地区画整理事業の推進
熊野桜佐地区、西部第一・第二地区の円滑な運営を引き続き支援します。

○水道事業の推進
管路の耐震化や老朽管の更新を進めるとともに、東山ポンプ場の整備に着手します。

○公共下水道事業の推進
上条地区の整備と並行し、次期整備区域である下市場地区における基本設計を進めるとともに、浄化センターの統廃合に向けた接続管の基本設計に着手します。

○中小企業振興条例の検討
中小企業は、地域における経済や雇用を支える重要な役割を果たしており、中小企業の振興についての基本理念などを定める条例の制定を検討します。

○企業誘致の推進
春日井インターチェンジの北地区において、企業用地の整備を進めます。

○市内企業への支援
人材の確保や育成のほか、多様な働き方を促進するとともに、新事業の展開やスタートアップなどの創業機運を醸成します。

○プレミアム付き建設券の発行を支援
物価や建築資材が高騰する中、市民の負担を軽減するとともに、事業者の経済活動を促進するため、春日井商工会議所等が実施するプレミアム付き建設券の発行を支援します。

○観光の振興
本市にある地域資源を活用し、地域のにぎわいの創出と交流機会の充実を図るとともに、食用サボテンを使用した新グルメのプロモーションを展開します。

◆行財政運営
○効率的で利便性の高い市民サービスの提供
市ホームページのリニューアルや、LINEを活用した情報収集の仕組みの構築のほか、行政手続きのオンライン化など、順次、運用を開始します。

■令和5年度予算の概要
本市の中長期的な財政状況を展望すると、人口構造の変化により、市税収入の大幅な伸びは期待できない一方で、社会保障費の増大や公共施設等の更新などの経常的な支出の増加が見込まれます。
そうした中でも、コロナ禍や物価の高騰など、不安定な社会経済情勢による市民生活や地域経済への影響に、迅速かつ適切に対応する必要があります。
本予算については、未来を創る子どもたちの育ちと学びへの支援や、誰もが安全・安心で健康で元気に暮らせる仕組みづくりなどを重点とした予算配分を行った結果、
・一般会計 1164億5000万円
・特別会計 600億7337万2千円
・企業会計 469億1925万1千円
・総計 2234億4262万3千円
となりました。
予算の執行にあたっては、収入の確保と経費の削減に取り組み、健全で持続可能な財政運営に努めていきます。

■むすび
私たちの暮らしは、コロナ禍という背景の中で、ニューノーマルとして大きく変化しています。これまで認識してきた様々な課題を踏まえつつ、私たちは、新しい時代にふさわしい春日井市のあり方を常に模索し、進むべき道を選択していかなければなりません。
そうした中で、中核市への移行については、市民の皆様にとって有益になるかどうかを重視して、本市において初めて具体的に調査を進めてきたところです。引き続き、中核市への移行ありきではなく、移行にあたっての様々な課題を踏まえ、さらに検討を進め、総合的に判断していきます。
今後も、市民に最も身近な基礎自治体としての責務をしっかりと果たすべく、子育て支援の充実や次世代を担う子どもたちの教育環境の充実、複雑化する福祉課題への対応、誰もが活躍できる場の創出など、皆で社会を支える仕組みづくりに全力を尽くし、本市の持続可能な発展に向けて取り組んでいきます。
今日を生きる人々が元気でいられるように、明日を生きる人々がいきいきと過ごすことができるように、「命と暮らしを守り、幸せを創る」、私自身がその先頭に立ち、新たな時代のまちづくりに勇往邁進していく決意です。市議会の皆様、並びに、市民の皆様には御理解と御協力を心からお願い申し上げます。

※令和5年度市政方針の全文は市ホームページ(ID:1005836)に掲載しています。

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