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自治体の皆さまへ

人推協だよりほっと・あい第189号

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滋賀県愛荘町

■人権を考える町民のつどい
人権週間の啓発活動の一環として、昨年12月16日、ハーティーセンター秦荘で「人権を考える町民のつどい」を開催しました。今年度は、新型コロナウイルス感染防止のため、参加を人推協の各部会員のみに制限して実施しました。ご協力ありがとうございました。
今回は、講師に関西外国語大学教授・人権教育思想研究所長の明石一朗さんをお迎えし講演いただきました。

■演題“人権・同和問題の解決をめざして“~好感・共感・親近感が人権力を育む~
講演内容から

▽人権とは
人権・同和教育が目指す方向を一言で表現すれば「しあわせ」です。「しあわせ」には3つの定義があると思います。
1つ目は、健康であること。2つ目は、豊かであること。3つ目は、安心して安全に過ごせる地域社会があること。
この3つが人権のめざす社会ではないでしょうか。同和問題の解決も含め人権問題の解決のめざす方向は、みんなが健康で豊かで安心して安全に暮らせる地域社会をつくることが目的であると思います。

▽同和問題の歴史から
「今日も机にあの子がいない」、私の同和教育はそこから始まりました。1950年代、同和地区の3人に1人が学校に行けませんでした。当時、同和教育を進めていった先生方が、同和地区の家庭を訪問し、そこで見たのが差別と貧困だったのです。そうして始まった同和教育は、その解決だけにとどまりませんでした。その問題を通して特別支援教育や男女共生教育や在日外国人教育が広まっていきました。人権教育という概念は広いのです。様々な課題が総合して人権教育になっています。しかし歴史的に見れば、その最初は、同和問題の解決でした。

▽差別をなくすために
差別は自然にはなくなりません。私たちの努力とみなさんの団結でなくなるのです。出会いとふれあいを豊かにもっている人ほど人権意識が高いのです。つまり出会いやふれあいがないことは、噂や風評やデマに負けるのです。
また、自分の暮らしと重ねることも大切です。人事・他人事、そういう思いでは人権意識は染み込みません。そして出会いとふれあい、暮らしの重なり、正しく学ぶということが合わさって、必ず差別はなくなります。
最後に、いろいろな人権問題は思い込みから生まれます。思い込みにネガティブな感情がついたら偏見や差別が起こります。思い込みをなくすのは多面的な見方と豊かな経験なのです。
みなさんと共に様々な経験を積み重ね、差別のない心豊かな地域づくりをめざして「しあわせ」になりましょう。

▽参加者のアンケートから
人権研修等があると、私自身堅苦しく感じてしまうことが多かったです。「しっかり学ばないと」と肩に力が入っていましたが、親近感を感じ、気軽に興味をもって学ぶ機会を多くもつ方が大切だと気づきました。例えがわかりやすく、より理解できました。これからも自分の中の人権意識を磨いていきたいと思いました。(20歳代)

先生の間々にはさむギャグは楽しかった。私自身同和に対する差別はなくしたいと思う。何かできないかと思うし、町でそのような取り組みがあれば協力したい。
長さもちょうど良くて、飽きのこない講義でよかった。同和問題による知識を深めることができた。「ふるさとで人の値打ちが決まるでしょうか」という言葉は心に残った。(30歳代)

問合せ:愛荘町人権教育推進協議会(事務局)教育委員会生涯学習課内(秦荘庁舎)
【電話】0749-37-8055【FAX】0749-37-4192

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

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