■3 「やさしい日本語」で伝えよう
外国語を話せなくても、コミュニケーションが取れる言葉があります。外国籍市民との交流に便利な「やさしい日本語」を使ってみませんか。
▼「やさしい日本語」とは
難しい言葉を簡単な言葉に言い換えるなど、外国籍市民や高齢者、障がいのある人などに配慮した、分かりやすい日本語のこと。
▼言い換えると、伝わりやすい
「来週、お越しください。」
→「来週(らいしゅう)、きてください。」
(敬語は丁寧語だけを使う)
「在留カード以外は必要ありません。」
→「在留(ざいりゅう)カードをもってきてください。」
(二重に否定する表現を使わない)
「ごみ収集車は、木曜日の8時ごろに来ます。」
→「ごみを集(あつ)める車(くるま)は、木曜日(もくようび)の午前(ごぜん)7時(じ)45分(ふん)から午前(ごぜん)8時(じ)15分(ふん)までにきます。」
(「ごろ」などあいまいな表現は使わない)(時間や年月日は分かりやすく)
今日から使ってみよう!
▼Key Points
○Point1 一文は短く
一文にたくさんの情報が含まれていると、理解するのが難しくなります。回りくどい言い方や、不要な繰り返しはせず、伝えたいことを明確にし、短く区切りましょう。
○Point2 簡単な言葉を使う
難しい言葉や専門用語は、できるだけ使わないようにしましょう。「健診」を「健康診断」と言うなど、言葉を略さず使いましょう。
○Point3 漢字にはふりがなを
漢字が多い文にならないよう気を付け、漢字を使う時にはふりがなを付けましょう。
○Point4 外来語に気を付ける
外来語(カタカナ語)には、元々の意味や発音と異なるものが多いため、注意が必要です。「バス」「ガス」「テレビ」など、外来語以外に適切な日本語が無い時だけ使いましょう。
※やさしい日本語について詳細は文化庁HP(ホームページ)(二次元コードは本紙掲載)
■4 可児市の取り組み
▼国際交流員が手続きをサポート
市役所には、英語、ポルトガル語、タガログ語の通訳ができる職員が勤務しています。市役所で行う各申請や手続きのサポートをしています。
※市役所、各地区センターに翻訳機もあります
▼外国語版「広報かに」
日本語で発行している「広報かに」から、必要な情報を選んで、英語版とポルトガル語版を発行しています(人づくり課、各地区センター、図書館などに有)。
▼災害時の緊急情報を外国語で発信
9月4日、災害時の緊急情報を外国籍民にも届けるための訓練を行いました。市が発信した情報を、英語、ポルトガル語、やさしい日本語に翻訳し、多文化共生センター・フレビアのFacebookアカウントでライブ配信しました。
▼ごみの出し方を動画で
ごみの出し方を理解してもらえるよう、英語版とポルトガル語版の動画を作成しました。転入手続きの待ち時間に、人づくり課で貸し出すタブレットなどで視聴していただく予定です。
※市HP(ホームページ)でも公開しています(英語版、ポルトガル語版の各二次元コードは本紙掲載)
※転入時に役立つパンフレットなどを詰めた、ウェルカムセット。英語版とポルトガル語版を配布しています。
▼外国籍市民会議の委員と協力 #可児市40 若手職員企画
○給食で外国の料理を
11月2日、異なる文化を理解し認め合うきっかけになればと、フィリピンとブラジルの料理を市内小中学校で提供しました。
メニューを紹介♪
・メヌード(フィリピン)
豚肉、ジャガイモなどをトマトで煮込んだ料理
・パステウ(ブラジル)
小麦粉の生地に肉などを挟んで揚げた料理
○外国籍市民にも市の魅力をPR
市内のおすすめ観光スポットを、外国籍市民に紹介できるよう、委員と一緒にパンフレットを作成しました。
問合せ:人づくり課
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