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安全安心な公共施設を次世代へ―鹿沼市公共施設マネジメントの取り組みー

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栃木県鹿沼市

現在、全国的に「公共施設」の老朽化が進んでいる半面、建て替えや修繕が進んでいない状況です。
鹿沼市では、将来にわたり、市民の方に安心して利用していただけるよう公共施設の適正配置や効率的な運営を進める「公共施設マネジメント」に取り組んでいます。

■公共施設の現状
◯公共施設とは
「公共施設」とは、国や県、市町村が住民の生活に資するために整備した施設のことです。
市内には、323施設(令和4年3月現在)あり、その多くは昭和50年代から平成にかけて整備されました。

◯運営の現状
公共施設の約50%は、建築後30年を過ぎ、老朽化が進んでいます。市民に安心・安全な施設サービスを提供するため、建て替えや大規模改修に必要な費用、施設維持管理費が増加傾向にあります。

★市が所有する主な公共施設

・そんなわけで、施設の更新が今後、一斉集中すると見込まれるんだ。
・社会保障費も増加し、公共施設の維持に充てる財源も大変じゃないの?
・そう!今までと同じように建て替えや改修を続けた場合、今後20年間で、施設の更新費用が617億円に上るのに対し、使えるのは217億円。約400億円も不足すると試算されるんだ。公共施設は今、大きな転換期を迎えているのだ!

■主な取り組み
○「公共施設等総合管理計画」
こうした中、市では、平成28年に「鹿沼市公共施設等総合管理計画」を策定し、下の「5つの基本方針」に基づき公共施設マネジメントの取り組みを進めています。

○長期的な視点で
長期的な視点で取り組みを推進するため、令和4年度から令和33年度までを検討対象期間に設定しました。
この30年間において、施設の維持管理・更新に掛かる費用を年間55・8億円に抑制することを目標とします。

◇5つの基本方針
(1)施設の総量抑制
(2)「施設の維持」から「機能の維持」へ
(3)施設分類別に検討し、計画推進は市民と議論しながら
(4)地域単位で、機能を維持した施設の適正化検討
(5)PPP/PFI※、指定管理、民間提案制度等の民間活力導入
※行政と民間がパートナーになったり、または民間のノウハウを活用する官民連携の考え方。

・どんどん壊してしまえばいいのでは…?
・それは違う!利用者のニーズに合った方法で、施設の統廃合や複合化を進めていかなければならないんだ。
・市では、公共施設の将来について、皆さんと共に考えていくための取り組みも行っています!
・こちらです。

○公共施設等民間提案制度
市が所有する全ての建物・土地について、皆様からの利活用に関するアイデアを募集しています。まずは、お気軽に相談ください。

■民間提案制度の活用 これまでの取り組み事例
○旧校舎の複合施設としての利用
令和元年度には、(一社)上都賀郡市医師会の提案により、旧久我小学校・校舎の一部に准看護学校が移転しました。また、令和2年度には、スマート農業関連の事業を行っている、(株)farmoの提案により「サテライトオフィス」が開設されました。

○小中学校の照明LED化
市内小中学校の照明をLED化することで、電気料等の削減を図り、削減額の範囲で、照明器具の維持管理を行う「ESCO事業」を採用しました。市の財政負担を増やさずLED化することで、環境負荷の低減や教育環境の充実も期待できます。

ESCO事業のイメージ図

■次世代へ
以上のように、全ての公共施設をこれからも今までと同じように維持することはできません。
人口減少をはじめ、今後も厳しい財政状況が見込まれる中でも、行政サービスの維持・向上のため、市民の皆さんと共に考えながら、公共施設マネジメントの取り組みを進めていきます。

・次世代へ引き継ぐため、長~~い視野が必要ってことだよ。
・はい!

※詳しくは本紙をご覧ください。

問合せ:行政経営課行政経営係
【電話】63-2211

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