文字サイズ
自治体の皆さまへ

令和3年 第3回定例会(1)

17/27

愛媛県上島町

9月9日開催
■上村町長の行政報告
みなさんおはようございます。
東京オリンピック・パラリンピックでの日本代表選手の活躍は、コロナの影響で沈みがちな私たちに、感動と夢・光を与えてくれました。
また、1年延期により、5年間もモチベーションを継続されてきたオリンピアンやパラリンピアンの精神を、上島町も参考にすべきだと感じました。
本日は令和3年第3回定例議会を招集いたしましたところ、全員の出席をいただき誠にありがとうございます。
6月定例議会後の行政活動内容について、主な事項のみを報告させていただきます。
最初に、上島町住民12歳以上のコロナワクチン接種については、9月6日の時点で1回目が88・9%、2回目が、87・3%の実施率となっています。これは、愛媛県内20市町中トップの接種割合で、担当課と事前に計画していた上島町の集団接種工程は8月8日に完了し、こちらも愛媛県下では最速の対応ができました。この結果は、町民の皆さまのご理解と、積極的なご協力をいただいた医療従事者を含む、エッセンシャルワーカー、上島町職員の休日を返上しての取り組みの賜物であり、改めて感謝を申し上げます。
2回のワクチン接種は、皆さんと家族を守るために効果的な対策ですが、100%完全ということではありません。接種後も「ブレークスルー感染」という事例がありますので、完全に終息するまで、上島町コロナ感染対策本部からの要請事項を守っていただきたいと思います。
また、愛媛県から上島町へ要請があった為、8月から1名の保健師を今治保健所へ派遣しています。これは、「感染症危機発生時等における職員の併任」という制度による支援であり、現在6名の保健師を登録し、派遣期間の延長や増員等緊急の要請にも即時対応出来るよう準備を整えています。
上島町の保健師さんは、慣れない場所で大変だと思いますが、困っている住民や自治体を助けるのが上島町役場の仕事ですので、上島町民の代表としてよろしくお願いいたします。
コロナ感染については愛媛県でも第5波が猛威を振るい、8月18日には県内最多102名の陽性者が発生しています。その影響は上島町のイベントや会議にも及び、マンダリンパイレーツ公式戦は開催できたものの、ふるさと夜市・盆踊り・愛媛県防災訓練等は中止、区長懇談会・成人式等は延期に追い込まれました。特に、成人式は1月に続いての再延期ということになり、新成人の皆さまはもとより、ご家族、関係者の皆さまには、ご迷惑をおかけしています。上島町といたしましては、人生の節目となる大変貴重な機会であり、年末開催に向けて対応しているところでございますのでご理解をお願いします。
このコロナからの挑戦は、私達が次のステップに上がるための試練であり、後世に評価される試金石とも言えます。上島町は町民の皆さまと共にコロナに打ち勝ち、活発な経済活動が復活するまで、全力を尽くさなければならないと考えておりますので、変わらぬご協力をよろしくお願い申し上げます。
懸案事項であった「株式会社いきなスポレク」の社長については、8月2日の臨時株主総会とその後の役員会において、上島町長である私が就任することになりました。社長就任後の経営会議において「株式会社いきなスポレク」経営の新たな方針を伝え、黒字に向けての集客増加と経費節減などを目標として確認しましたが、4年前に保有していた2700万円の預金が無くなっていることも判明しました。社内監査を受けていたにも関わらず、帳簿やその実施内容も不透明で杜撰な点が多くあるため、今後は新たな監査役のもとで、町民の財産を守るための厳格な精査を実施してまいります。
また、コロナの影響により緊急事態宣言地域が拡大したことをはじめ、愛媛県が8月11日より「感染対策期」に移行、20日からは「まん延防止等重点措置」に適用されたことなどから、合宿予約が軒並みキャンセルとなり、8月と9月だけでも11件、約520万円の収入がなくなるなど、運転資金にも大きな影響が出ています。上島町からは令和2年3月と4月の、合計2600万円の借り入れが残っていることもあり、経営を引き継いだ時点で厳しい状況ですので、以前の健全経営状況に戻すには数年の期間が必要であることは明白です。今後、困難な経営が待ち受けていますが、上島町の財産でもあるこの施設を維持発展させることが社長の課題であり、その為には経営改革をはじめ全力を尽くしてまいりますので、町民および議会の皆さま方には今まで以上のご理解とご支援をいただきますようよろしくお願い申し上げます。
さて、毎年7月、上島町の懸案事項を来年度の国の予算に反映させるため、8月末の国の予算の概算要求締め切りに合わせて、担当省庁や愛媛県選出国会議員に向けて実施している上島町重要施策の要望活動ですが、東京都の緊急事態宣言の再発令により直接実施できなかったことから、前田議長との連名により、郵送にて提出いたしました。
その要望内容は、(1)離島航路の指定緩和について(2)離島医療の充実について(3)離島における燃油等の格差是正について(4)歴史文化遺産の調査や保存について(5)島内道路における道路構造物整備について(6)関係人口制度の確立について(7)断水への備えに対しての支援について(8)地方創生の実現に向けた実効性のある支援について(9)水産業振興への支援について(10)公営住宅の入居基準の緩和について(11)上島架橋全線開通後のまちづくりについてであり、特に今回は、「水産業振興への支援について」「公営住宅の入居基準の緩和について」「上島架橋全線開通後のまちづくりについて」など、上島町の特徴を生かした持続可能なまちづくりに関する事項を新たに加えています。
また、歴史文化遺産要望については、中世の荘園である「弓削島荘遺跡」を、国の文化審議会が国史跡に指定するよう文部科学大臣に答申し、秋には正式決定する方向になっています。この場をお借りして、総合調査事業指導委員会で委員長を務められた松山大学の元教授山内先生をはじめ、長年にわたりご協力いただいている関係者の皆さまに、心から御礼を申し上げます。今後は、天皇陛下の皇太子時代におけるご講演の記録を取りまとめた、「水運史から世界の水へ」という書籍にも頻繁に記述されている上島町を、歴史や文化の面からも世界に発信していきたいと考えています。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒104-0061 東京都中央区銀座3-4-1 大倉別館ビル5階

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU