新型コロナウイルス感染症の長期化により、こころとからだの不調を感じている方が増えています。緊張や不安が長く続くと、ストレスからこころやからだの病気を発症しやすくなりますので、ご自身やご家族、周りの方を気にかけて、不調に気づいたら早めに対処や相談をしましょう。
・人との関係が薄くなり、メリハリのない生活で気分がさえない
・友達と集まって遊びたいけど、感染が心配。毎日つまらない
・コロナの後遺症が改善せず、周りに迷惑をかけて申し訳ない気持ちになる
・在宅勤務などで、子どもの声などを気にしながら生活するのはストレスでつらい
■こころのサイン
・そわそわして落ち着かない
・先が見えず、不安でたまらない
・気分が落ち込み、やる気が起きない
・死にたくなる
・人の目が気になって仕方がない
・一人で閉じこもりがちになった
・イライラする、怒りっぽくなった
・涙が突然出る
・感情が湧かない
■からだのサイン
・眠れない日が続いている
・食べ過ぎてしまう、または食欲がない
・生活リズムが乱れている
・心臓がドキドキして息苦しい
・疲れやすい、疲れが取れない
・痛みがある
・めまいがする
・下痢や便秘になる
・げっぷが出る
■ストレスへのセルフケアを行いましょう
◇リラクセーション
楽な姿勢を保ち、部位ごとに筋肉を5秒緊張させ、その後20~30秒力を抜き弛緩(しかん)させる。これを2回繰り返して部位を変えて行う。最後に深呼吸をしてみましょう。
◇自分の気持ちに気づいて、表現する
今、どのような気持ちなのか、そのレベルはどのくらいか、自分の気持ちを人に話したり、書いてみたりすると整理でき、もやもやの中から一歩外に出られます。
◇生活リズムを整えて、睡眠をしっかりとる
休日と平日の起床・睡眠の時間差を作らず、日中はカーテンを開け、眠気を感じてから就寝しましょう。就寝時は寝衣に着替え、照明を落とします。アルコールやカフェインは睡眠の質を落とすので、控えましょう。
◇ほか
・好きなことや落ち着くことをする
・からだを動かす
・コロナ、世界情勢、災害などの情報から距離をおく など
■セルフケアをしても調子が悪くつらいときや、気になる方がいて心配なときは、保健センターにご相談ください
◇個別相談を行っています
保健センターでは、保健師や心理職がご本人やご家族のこころの健康や精神疾患の療養、社会復帰等に関することなどの個別相談を受けています。精神科専門医の相談も行っています(予約制)。
■ストレスチェックサービス「こころの体温計」
気軽にいつでも、どこでもストレスや落ち込み度をチェックできるサービスです。パソコンやスマートフォンでご利用できます。ぜひ、こころのケアにお役立てください。
問い合わせ:
品川保健センター【電話】3474-2903【FAX】3474-2034
大井保健センター【電話】3772-2666【FAX】3772-2570
荏原保健センター【電話】3788-7016【FAX】3788-7900
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