■医療機関の適切な受診を心掛けよう
▽救急医療現場への負担
日中、仕事が忙しくて受診できないなどの理由で、軽症であっても休日や夜間に救急医療機関を利用するケースが問題となっています。平日の診療時間内と同じ感覚で安易に受診することは、緊急性の高い重症患者の治療に影響を及ぼし、医療スタッフの負担が過重となる原因の一つとなっています。
「盛岡地区救急医療体制のあゆみ2021」に掲載されている調査結果によると、2019年1~12月の期間で二次救急病院を受診した人のうち、約80%は入院を要しない症状の軽い人でした。
▽医療機関の適切な受診
休日や夜間に開いている救急医療機関は、単に時間外診療を目的とするものではありません。あくまで救急患者に医療を提供するためのものです。安易に休日や夜間などの時間外受診をすることはやめましょう。
また、何でも相談できる地域のかかりつけ医を持ち、体調が悪いときは、早めに受診するよう心掛けましょう。
症状が軽い場合、日曜・祝日の日中は「滝沢市休日当番医」か「いわて医療情報ネットワーク」に掲載されている医療機関を受診してください。夜間の場合は「盛岡市夜間急患診療所」を受診してください。
▽日曜・祝日の日中の場合
(1)滝沢市休日当番医(午前9時~午後0時半)
※広報たきざわお知らせ版のカレンダーに毎月掲載
(2)「いわて医療情報ネットワーク」(午後0時半~午後5時)で検索
▽夜間の場合
⇒盛岡市夜間急患診療所(午後7時~午後11時)
※事前の電話【電話】654-1080が必要
住所:盛岡市神明町3-29(盛岡市保健所2階)
▽症状が重い場合
滝沢市休日当番医・盛岡市夜間急患診療所で対応できない場合や、救急車による搬送は、二次救急病院が診療を受け入れます。
盛岡地区の二次救急入院受け入れ病院は(表1)のとおりです。
▽子どもが体調不良のとき
休日や夜間の急病、特に子どもの突然の発熱などは、本人のみならず、家族もとても不安になります。病院の受診を迷う場合や、近くに相談できる人がいない場合は、(一社)県医師会による「こども救急相談電話」を利用することもできます。
こども救急相談電話:
【電話】605・9000
または【電話】#8000
※受け付けは毎日午後7時~午後11時
問い合わせ:健康推進課
【電話】656・6526
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