令和5年1月8日(日)に「令和5年 二十歳を祝う会」が総合文化センターで開かれ、211人が出席し二十歳の門出を迎えました。町では、令和4年4月1日から成年年齢が20歳から18歳に引き下げられたことに伴い「成人式」を「二十歳を祝う会」へ名称変更しましたが、出席した皆さんは新たな門出に決意を新たにしていました。
■二十歳の思い
○「これからも大切にするかけがえのない出会い」 日置 真代さん
私たちは二十歳という人生の節目、そしてこれからの人生の門出の日を迎えることができました。こうして私たちが無事に今日という日を迎えることができたのも、お世話になった先生方、温かく見守ってくださった地域の皆様、そして何より、たくさんの愛情を注いで育ててくれた家族のおかげであると思います。
私たちは、学生、すでに就職して仕事に奮闘している人、まだ将来の夢を迷っている人などさまざまな人がいます。置かれている立場は違いますが、それぞれが自身の目標に向けて一歩一歩進み続けている最中です。
私には、二十年間で学んだこと、そしてこれからも大切にしていきたいことがあります。それは人とのつながりを大切にすることです。この二十年間でうれしかったことや悔しかったことなどの思い出の中で、私のそばには誰かがいました。私が今日に至るまで前を向いて頑張ることができたのは、両親をはじめとした多くの方々が私のそばにいてくれたからだと思っています。この同じ年に同じ東員町で二十歳を迎えた同級生の皆さんとの出会いもかけがえのないものです。これからの人生では、今までのご縁やつながり、そしてこれからの出会いを大切にしていこうと思います。
○「夢の実現のため再び走り続ける」 田所 宗大さん
私は、現在夢であるプロ野球選手を目指して、東京の大学に通っています。私が今も夢を追い続ける理由は、3年前の夏の出来事があったからです。2020年5月、私の夢であった「甲子園」という舞台が新型コロナウイルスによって奪われました。自分たちの力ではどうすることもできない事態に、怒りや悔しさなど言葉では表現することのできない感情にかられました。
しかし、そんな時皆さんのサポートのおかげで、三重県独自大会が開催されることになりました。甲子園中止というやりきれない気持ちの中、私たちが高校野球を最後までやりきることができる舞台を用意してくださり、感謝の気持ちでいっぱいでした。この独自大会という舞台に向けて限られた時間の中で仲間と努力し過ごした時間は私の宝物です。
私は、甲子園という夢を失い、プロ野球選手になるという夢を諦めかけていました。しかし、家族の支えや苦楽をともにした仲間の応援で夢に挑戦する勇気をもらい、今も夢に向かって走り続けることができています。これからもこの夢の実現のため、そして、この東員町を盛り上げるため日々努力し続けます。
私たちはコロナ世代と呼ばれ、とても苦しい時代を生きています。今は、とてもつらい事や苦しく大変なことが多くあります。しかし、何年後かに振り返った時、ここにいるたくさんの仲間と「あの時は大変だったな」と笑って話せる日が来ることを願っています。
■夢・目標
「一人前になる」濱島道輝さん
「幸せになる」高橋ななみさん
※「高橋」の「高」は環境依存文字のため置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。
「素敵な人間になる」嶋田美優さん
「住み心地の良い日本をつくる」松永佳樹さん
「公務員になる」佐藤伸哉さん
「立派な人間になる」水谷康志さん
「動力車操縦者になる」本間飛向さん
「良い男になる」太田貴斗さん
「卓球を究める」石垣優さん
「頼られる人材になります」中山駿さん
「プロバレーボール選手になる」豊田譲さん
「ステキな先生になる」日置真代さん
「ワーホリに行く」日置由惟さん
「一人前になる」辻結奈さん
「一人前になる」石垣快人さん
「独立する」上野祐貴さん
問合せ:社会教育課
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