知っておきたい!基礎知識
3月、東北地方で最大震度6強となる大規模な地震が発生。断水による市民生活への影響は深刻で、福島県相馬市からの応援要請により、名張市から応急給水支援として職員3人を派遣しました。
災害による断水は、いつ起きてもおかしくありません。災害時の水の備えについて改めて見直しておきましょう。
■Q1 どのくらい備えが必要?
A 1人当たり飲み水9ℓ(3日分)を備えておいてください
1人あたり、1日約3ℓの飲料水が必要と言われています。十分な量の飲料水があると、水かお湯を注いでご飯が炊ける「アルファ米」や即席麺など、非常食作りにもお使いいただけます。
■Q2 水にも賞味期限が!?備蓄にいい方法は?
A 普段から備蓄品を使用して買い足す方法を試してみて。
市販の水は、賞味期限が2~3年程度のものが多く、いつの間にか期限を迎えているなんてことも。飲み水などを普段から少し多めに備蓄しておき、使った分だけ新しく補充しておくとよいでしょう。直射日光の当たる場所や高温多湿を避けて保管してください。「ローリングストック法」で上手に備蓄を!
■Q3 水道水は備蓄できる?
A 水道水を常温保存できるのは「3日」。備蓄に向きません。
水道水の保存期間は、「常温保管で3日、冷蔵庫内で7日程度」といわれています。この期間内なら水を安全に飲むことができます。水道水には、消毒効果のある「残留塩素」が含まれていますが長期間持続しません。保存期限を過ぎると、飲料水として使えなくなってしまうので、長期の備蓄には向きません。
■Q4 給水時の持ち物は?
A ポリタンクやペットボトルなどを忘れずに!
断水があった地域での給水車からの給水時には、ポリタンクやペットボトルなど水を入れる容器をお持ちください。
さらに、リュックサックやカートなど、運ぶための道具を用意しておくこともおすすめです。また、給水車を配置した場合は、場所などの情報を広報車で巡回してお知らせするほか、市ホームページや公式SNS(Twitterなど)にも掲載します。
◇給水車の情報は…
・市ホームページ
・市公式SNS(Twitterなど)
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