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特集 地域づくりの源泉3

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愛媛県内子町

◆囲炉裏×若者グループ 熱いときは囲炉裏(いろり)を囲め
昨年5月に石畳の若者たちが立ち上げた地域づくりのグループ。非公式で名前もまだ決まっていませんが、地域を思う気持ちは同じです。熱い思いで囲炉裏を囲む皆さんに、話を聞きました。

○若者グループの誕生
「今度、栗の木を増やすんよ」「栗あんはアイスにして売ったらどうやろ」――。石畳の宿に併設されている「囲炉裏カフェひぬるわ」から、にぎやかな声が聞こえてきます。
石畳地区の若者が立ち上げた、非公式の地域づくりグループの会合です。地域商品のデザインを手掛けた、(株)オールライトとの勉強会の後、「公式の場では意見が出ないのでは」と、50歳以下の人を集めて、酒と囲炉裏を囲んで自由に話したのが始まりでした。
声掛けをした山田史郎(しろう)さんは「まだ流動的な会。地域でする勉強会などの後に、みんなの気持ちが熱くなって、誰からともなく『やろうか』ってなる」と笑います。これまで7回ほど会を重ね、毎回10人前後で集まっているそうです。

○夢に「魂を込める」
取材した11月23日の話題は、栗のブランド化――。(株)四万十ドラマ・畦地履正(りしょう)さんを囲んだセミナーを前日に受け、会合を開くことになりました。高知県の旧十和村は、石畳と同じ栗の産地。畦地さんは「しまんと地栗」の開発などで、栗の価値を高め、衰退していた栗産業を救いました。その畦地さんに言われたのが、「誰が魂を込めるのか」――。本気で取り組むキーマンがいないと、絶対に無理という言葉でした。
山田さんは「焼き栗の販売の方針や、地域の生産部の部長に立候補することなど、『誰が魂を込めるのか』を前向きに話した。これからも夢の話だけでなく、実現するために必要なことを話したい」と力を込めます。

○次世代の「思う会」
思う会と同じく会則を持たず「やりたい人が、自腹でやってみるのが一番早い」という皆さん。そのサポートをみんなでする会にしたいそうです。目下の悩みは、会の名前がないこと。「自分たちの活動をうまく表現できる言葉が見つからない。コピーライターから名前の大切さを勉強したので、それが裏目にでている」と苦笑い。「家庭や仕事の話とか、子どもの成長のこととか、いろんな話ができるので、多くの人に参画してほしい」と呼び掛けました。

○立ち上げ当時の「思う会」を思い出す
若い人が集まって、先を見据えた話をする場があるのはいいこと。何かが生まれるエネルギーを感じます。内容も前向きで、頼もしい。固定観念にとらわれず、自分のやりたいことをして、それが地域の発展につながればうれしいですね。手応えを感じ、それを重ねている皆さんに期待しています。

宝泉武徳(たけのり)さん

○いつの間にか父の背中を追っていた
非公式の会なので、思いっきり夢や本音を語れるのが楽しいです。父親を含めた先輩たちも、こんな感じで地域づくりをしてたんだなぁと実感しています。すごくいい雰囲気で、今までにないことができると予感しています。みんながわくわくできること、一緒にしたいです。

山田史郎(しろう)さん

○僕らにも夢を語る場所が必要だった
夢は石畳の見晴らしのいい場所に、カフェを開くこと。今は「ひぬるわ」でお菓子などを提供しながら、腕を磨いています。拠点づくり検討会・加工部の部長もしているので、まとめ役に徹するか、夢を全力で追うかで迷っています。この会は、そういう相談もできるので、ありがたいです。

福本琢也(たくや)さん

○魂を込める話に胸が熱くなった
石畳の栗をブランド化するのが夢です。そのために栽培方法の統一が必要。今はいい栗が育っても、生産者によって栽培方法が違うので名前も付けられません。みんなで夢を語り、技術を共有しながら、ブランド栗の産地を目指したい。夢だけでなく、機動力もある会なので、楽しみです。

山田哲也(てつや)さん

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