町の文化財に指定されている「伯耆日野郡三十三番詠歌」版木を紹介します。
この版木は、西国三十三所観音霊場にならって、日野郡の観世音像を安置している寺院等を札所に仕立て、巡礼供養する詠歌を印刷する「出版機材」です。1702年に作られたものであり、サクラ材で3枚からなり、長さ50cm、幅12cm、このうち2枚は両面に、1枚は片面のみ印字してあります。使用目的は、巡礼した札所で唱える詠歌集として使われ、当時の巡礼者のお土産にもなったと言われています。
登録日:昭和61年10月13日
<この記事についてアンケートにご協力ください。>