くらし 〔令和6年度 上富良野町の決算を報告します〕まちの台所事情(3)

◆令和6年度の主な事業
※第6次総合計画の6つの分野目標に基づきまとめました

◇みんなが元気になる健康・福祉のまち
・町立病院補助等…4億4,244万円
町立病院運営のため補助を実施。

・子ども医療費給付費…4,451万円
子ども医療の対象を高校生まで拡大。

・こどもセンター整備…8,740万円
旧東児童館を解体し、新こどもセンターの駐車場整備などを実施。

◇きれいで安全・安心な生活環境のまち
・一般廃棄物処分場延命化検討等…563万円
一般廃棄物処分場をより長く使用するための計画策定を委託。

・島津公園整備…534万円
島津公園のじゃぶじゃぶ池の舗装、幼児用ブランコの新設などを実施。

◇活力と交流あふれる産業のまち
・演習場周辺農業用施設設置助成事業…3,784万円
昨年に引き続き、JAふらのが行う農業用施設整備事業(真空播種機11台)に対し、町が防衛省からの補助を受け、JAふらのへ事業費の2/3を助成。

・地域おこし協力隊…5,724万円
観光振興、地域振興、ジオパークなどに12人の地域おこし協力隊を雇用。

・ラベンダーフェスタかみふらの…650万円
ラベンダーフェスタかみふらのでライトアップなどをはじめとした各種イベント開催の負担。

◇未来を拓く人を育む教育・文化のまち
・小学校エアコン整備…2,687万円
近年の猛暑対策のため、東中小学校、西小学校にエアコンを設置。

・公民館屋上防水改修…935万円
公民館の屋上に防水工事を実施。

・十勝岳ジオパーク拠点施設改修…474万円
郷土館に床地図や展示パネルを作成。

◇ともに生き、ともにつくるまち
・南部地区土砂流出対策…2,318万円
平成28年8月に発生した台風により被災した演習場内を流れるベベルイ川の復旧工事、また、演習場の整備・運用に伴う土砂流出防止を実施。

・上富良野演習場土砂流出対策…1億1,876万円
上富良野演習場の土砂流出対策計画見直しと解析委託、月見橋の法覆護岸工を実施。

◇発展を支える生活基盤が整ったまち
・町道維持費…3億7,708万円
町道の維持、補修や除排雪を実施。

・予約型乗合タクシー運行…775万円
高齢者や障がい者の方々(交通弱者)の交通移動手段を確保し生活支援をすることを目的に、予約者の乗合で町内を回るタクシーを運行。

・住宅改修費助成…1,606万円
住宅の居住性、耐久性と安全性の向上を図り、安心して住み続けられる住環境を整備。

◆もうちょっと詳しく見てみよう!
◇町の貯金〔基金〕
貯金額(41億445万円÷人口・世帯)
町民1人当たり 429,156円
1世帯当たり 802,120円

( )は前年度比較

◇町の借金〔町債〕
借入残高(148億120万円÷人口・世帯)
町民1人当たり 1,547,595円
1世帯当たり 2,892,553円

( )は前年度比較

町民1人・1世帯当たりを算出するときの基礎数値〔令和7年3月31日現在〕
人口 9,564人 前年比 ▲250人
世帯 5,117世帯 前年比 ▲99世帯

◇自主財源の確保
町税をはじめとする各施設使用料やごみ処理手数料などの自主財源は、収入総額の3分の1しかなく、町の収入の38.6%が国からの地方交付税で賄われています。
地方交付税は国が収支の不足額を国税で補てんする制度です。税収が上がらなければ配分額も少なくなり、収支不足分の全額を補てんできません。そのため、少しでも多くの自主財源を確保することが重要です。
町税は納期限内納付の徹底により、現年度分の滞納を防ぐとともに、収入の確保と税負担の公平性確保のため、滞納者に対する滞納処分(財産の差し押さえ)を60件執行しています。

( )は前年度

◇貯金と借金
家計に例えると、町債は借金(ローン)、基金は貯金になりますが、個人のローンと少しだけ違う点があります。それは「世代間の負担の公平性」です。
例えば、公共施設は何十年も使用します。建設時の一時的な資金不足の対応というだけではなく、この先施設を使用する世代にも負担していただくために、ローンという形で返済するのです。
一方、貯金にあたる基金は、災害の多発など不測の事態や公共施設の整備など将来のさまざまな財政負担に対応できるように蓄えておくものです。
今後においても、貯金と借金のバランスを取りながら、健全な財政運営に努めます。

◇町民1人当たりでみると
( )は前年度比較

・道路や橋の整備などの投資的事業(10億32万円÷人口)
104,592円(▲78,168円)

・借金の返済など(7億1,296万円÷人口)
74,546円(▲1,652円)

・貯金の積立て(4億5,134万円÷人口)
47,192円(▲4,944円)

・職員の給料や議員の報酬などの人件費(10億7,019万円÷人口)
111,898円(11,227円)

・高齢者や障がい者などへの社会保障費(11億6,598万円÷人口)
121,913円(3,111円)

・町立病院運営に対する助成(4億4,244万円÷人口)
46,261円(16,816円)

・公共下水道事業に対する助成(1億8,503万円÷人口)
19,347円(2,992円)

問合せ:総務課財政管理班
【電話】45-6980