くらし 《特集1》能登半島地震から2年~復興の先に、より災害に強い富山県を目指して~

令和6年(2024年)1月1日に発生した能登半島地震から2年が経過しました。県では、復旧・復興に向けたロードマップを策定し、5つの柱(くらし・生活の再建、公共インフラ等の復旧、地域産業の再生、北陸全体の復興に向けた連携、地域防災力の向上)の取組みを着実に進めています。引き続き、国や市町村、関係機関等とワンチームとなり、被災者に寄り添った支援に取り組みます。

●最大震度5強の地震から2年
2024年1月1日16時10分、これまで経験したことのない激しい揺れが北陸を襲いました

▽能登半島地震による富山県の主な被害状況 ※令和7年12月17日時点
M7.6
最大震度7(県内最大震度5強)

死者:8名(災害関連死)
負傷者:
・重傷…14名
・軽傷…44名
液状化等による住宅被害:22818棟
公共インフラ等の被害:
・公共土木施設(道路や河川、下水道等)…413か所
・農林水産関係(農業用施設、漁船、林道等)…2887か所

【復旧・復興ロードマップに基づく主な取組み】
※令和7年12月17日時点のとりまとめ状況です。
県では、能登半島地震からの復旧・復興を最優先とし取り組んでいます。また、避難所の環境改善など地域防災力を高め、次の災害に備えた「災害に強い地域づくり」を進めています。

◆くらし・生活の再建
▽宅地液状化防止事業
石川県、新潟県と合同で、国に対し、液状化対策工事に対する継続的な財政支援、施設等の長寿命化への支援を要望。

▽住宅の応急修理支援
1,247件の申請のうち、1,238件が完了
完了率:約99%

▽被災者生活再建支援金の支給
(被害の程度や住宅の再建方法に応じて支給決定される支援金)
総額:8億6,337万円

▽公費解体
1,640件の申請のうち、1,498件が解体済
解体率:約91%

◆公共インフラ等の復旧
・災害復旧工事を実施(計413か所を予定)
・農地・農業用水利施設の復旧
・漁船・漁具の復旧
・山地、林道の復旧

◆地域産業の再生
▽富山県なりわい再建支援補助金の交付
(能登半島地震により被害を受けた中小企業等が行う施設・設備等の復旧に要する費用を支援)
交付決定件数〉411件
総額:50億1,439万円

「被災事業者復旧等支援窓口」には、現在も多くの申請、相談が寄せられています。引き続き事業者の被災状況や復旧スピードに応じて支援を行います。

問合せ先:被災事業者復旧等支援窓口
【電話】076-444-3962

◆北陸全体の復興に向けた連携
能登半島地震後、宿泊施設のキャンセルや旅行控え等による観光客の減少などにより、富山県の損失額は約▲720億円と推計されました。
・県内観光施設・宿泊施設に関する情報発信や特産品販売
・観光需要の早期回復を図るクーポンの配布やキャンペーンの実施
・黒部・宇奈月への誘客強化
黒部峡谷鉄道猫又駅で降車する特別なツアーの実施など

今後も市町村や観光事業者等と連携し、旅行商品の造成や、首都圏・関西圏等での効果的な情報発信等に取り組みます。

◆地域防災力の向上
・県と市町村の災害対応・危機管理体制の連携・強化
・大規模災害発生時に関係機関を含むワンチームで取り組める体制の構築、人材の育成

▽改善の5つの柱
ワンチーム:県・市町村・関係機関によるプロジェクトチームの設置
人づくり:防災士の育成・強化を図る養成研修やスキルアップ研修の開催
DX:ドローンを活用した孤立集落への物資運搬訓練の実施
高品質:被災者支援のための災害ケースマネジメント協議会の設立に向けた協議、避難所環境改善のための避難所資機材(TKBS/トイレ、キッチン、ベッド、シャワー)の整備
官民連携:民間企業等との災害時応援協定の締結

【災害の教訓を忘れないために。普段の防災、見直してみませんか?】
能登半島地震の経験を教訓とし、今後起こりうる災害から身を守るために、一人ひとりが今日できることから備えを始めましょう。

◆1 最低3日分、できれば1週間分の備蓄を
県民アンケート(※1)では、地震発生前に災害への備えを特にしていなかった方が3割程度いました。
※1「令和6年能登半島地震災害対応検証報告書」より

▽チェックリスト
・食料・飲料水は最低3日分(できれば1週間)ありますか?
・非常用持ち出し袋を用意していますか?
(携帯トイレ、トイレットペーパー、常備薬、懐中電灯、携帯ラジオ、モバイルバッテリー、毛布、着替え、衛生用品など)

▽アクション!
・備蓄品の賞味期限や使用期限を確認し、定期的に入れ替える「ローリングストック」を実践しましょう。

◆2 適切な避難行動を
ハザードマップ上危険な地域での自宅待機や、津波浸水想定区域での避難遅れが課題に。車避難による道路渋滞が、緊急車両の妨げになることも。

▽チェックリスト
・ハザードマップで、自宅のリスクを確認しましたか?
・家族との集合場所と連絡方法を決めていますか?
・寝室に、スリッパや笛を用意していますか?

▽アクション!
・スマホでハザードマップを確認!

重ねるハザードマップ
・二次元コードあり(「重ねるハザードマップ」で検索)
※二次元コードは本紙をご覧ください。

◆3 災害時の情報収集ツールを準備しよう
災害時には、デマや誤情報の拡散、停電による情報不足なども起きやすくなります。あらかじめ、正確な情報源を確認し、情報収集ツールも用意しておきましょう。

▽チェックリスト
・防災WEBや防災アプリなど信頼できる情報ツールを活用していますか?
・災害情報など緊急性の高い情報を受け取ることができる県や市町村の公式SNSに登録していますか?

▽アクション!
富山県防災WEBを確認!
・二次元コードあり(「富山県防災WEB」で検索)
【HP】https://d2800000147bueaq.my.salesforce-sites.com/bousai2/

とやま河川(かわ)メールに登録!
・二次元コードあり(「とやま河川メール」で検索)
【HP】https://www.pref.toyama.jp/1503/kendodukuri/shinrinkasen/kasen/kawamail.html

※二次元コードは本紙をご覧ください。

■防災イベント
▽県民との防災ミーティングを開催します!
防災における自助・共助をテーマに、講演等を行います。奮ってご参加ください!
日時:2026年1月24日(土)14時~
場所:県防災危機管理センター3階研修室、オンライン同時配信(会場定員110名。先着順)
参加登録、イベント概要はこちら
・二次元コードあり(本紙参照)(「富山県県民との防災ミーティング」で検索)
【HP】https://www.pref.toyama.jp/1902/bousaimtg.html

問合せ:県防災課
【電話】076-444-9697