- 発行日 :
- 自治体名 : 和歌山県高野町
- 広報紙名 : 広報高野 令和7年12月号
■新鮮で美味しい『地産地消』を届けます。
いつも報恩高野市(毎月21日)、清浄心院さん(毎月第一日曜日)その他、各種イベント等で富貴野菜を手にとっていただいている方、本当にありがとうございます。“旬を大切にする”から美味しい『富貴野菜』はまもなく春に向け充電期間に入ります。この期間に農家さんたちは野菜作りには欠かせない土づくりをします。その間も、暮らしの中に野菜作りがある様々な人たちのインタビューをお届けします。富貴ってどんなところ?どんな人たちが住んでるの?など、地元野菜を安心して選んでもらえるキッカケになりましたら幸いです。
■積田 禎夫さん 83歳
Q:野菜を作りはじめて何年ですか?
A:紀の川市で週末だけの農業をゼロからスタートして約20年になります。一番最初はほうれん草でした。他にも色々と作ってみたのですが、ほうれん草が評判良かったのでほうれん草メインの農家になっていきました。2005年に大病を患い10年間仕事ができない日々が続き、更に気温も年々上昇し、ほうれん草がうまく行かなくなった時、知り合いに相談したら富貴は涼しくて良いところだから一度行ってみたらと言われ、視察に来た時、柳 利弘さんと話させて頂き、移住を決意しました。
Q:野菜作りが楽しいな〜ってどんな時ですか?
A:作ったものが売れた時です!買ってくれた人達が『美味しい!』と宣伝してくれて、口コミで広がって嬉しい思いがありました。ただ、富貴に来てほうれん草の他に大根やトマトも作りはじめましたが、いきなり鹿との戦いに敗れて、すべて食べられてしまい、数年出来ずに過ぎました(泣)
Q:好きな野菜TOP3は?
A:ほうれん草、トマト、なすび
トマトは無肥料、無農薬の自然農法でやります。お楽しみに!
Q:富貴野菜の魅力を教えてください!
A:寒暖差が激しいのが魅力です。大根も甘くて、柔らかくて、美味しい!スーパーではなかなか買えません(笑)その土地で合った野菜を作れと言われてますが、富貴では昔から大根、トマト、ほうれん草と盛んに作られてきました。そこらへんをどれかに絞って2、3年かけて確立できたらと思っています。私ももう高齢なので、それを後継者に繋げて行けたらと思っています。
Q:読んでくれてる方にメッセージをどうぞ!
A:富貴は超限界集落で耕作放棄地も多い。ですが移住希望者は増えていると聞きます。荒れた田畑をきちんと整備して活用されれば景観も保たれ、獣害も減り、移住者も更に活気づくはずです。本当に美味しい野菜ができる場所だからこそ、昔の活気を復活させたい。自分も全力で残りのチカラを振り注ぎます。富貴の人たちは皆んな優しくて良い人ばかり。70歳、80歳になっても移住してきて大丈夫。私たちも受け入れてもらった。この町で美味しい空気と水、野菜を食べていたら、100歳まで生きれますよ!(笑)
-地域おこし協力隊- 足立 義剛
富貴暮らしの日常
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問合せ:観光振興課 移住定住地域振興室
【電話】0736-56-2780
