- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県那珂川市
- 広報紙名 : 広報なかがわ 2025年11月号
◆実質収支は1億8,349万円の黒字
那珂川市議会9月定例会において令和6年度決算が認定されました。市民の皆さんが納めた税金や国・県からの交付金などの収入がどのような事業に使われたかをお知らせします。
令和6年度の一般会計における決算額は、歳入が231億5,339万円、歳出は225億1,925万円で、歳入と歳出の差額から、翌年度に使い道が決まっている財源を差し引いた実質収支は1億8,349万円の黒字となりました。
◆一般会計歳入

◇市税収入が過去最高
全体の約30%を占めている市税収入が前年度より2,717万円の増額となり、66億1,075万円となりました。「自主財源」は歳入総額の41%を占めています。
自主財源:市税や使用料・手数料など市が独自に収入額を決められるお金のこと
依存財源:地方交付税や国・県支出金など、市が独自に収入額を決められないお金のこと
◆一般会計 歳出

◇歳出総額は前年度から8億4,069万円の増額
令和6年度の一般会計から支払われたお金は225億1,925万円となりました。
歳出を目的別に見ると、こどもや高齢者、障がい者に対する福祉の充実のための費用である「民生費」が45%と最も多くなりました。
◆令和6年度の主な事業
◇ミリカローデン那珂川 リニューアル事業
6億6,692万円
将来にわたって市民の文化芸術活動の拠点となる魅力ある施設にするため、生涯学習センターおよび田園広場のリニューアル工事を実施しました。
◇道善・恵子地区 幹線道路等整備事業
2億5,340万円
土地区画整理事業に併せて、交通接続機能の向上と総合運動公園へのアクセス性を確保するため、幹線道路および交通広場の整備を支援しました。
◇岩戸北小学校外壁等 改修事業
1億2,452万円
老朽化による外壁の剥落などを防止し、施設の安全性の向上を図るため、外壁や屋上、バルコニーの改修工事を実施しました。
◇南面里大池 改修事業
3,101万円
決壊による災害を未然に防止し、下流域の安全を確保するため、改修工事を施工するための仮設道路の整備を行いました。
◇移動図書館車導入事業
2,244万円
居住地域に関わらず、多くの市民が身近に本に触れられる環境を整備し、本市の読書推進につなげるため、移動図書館車両(愛称:ミリカー)を購入し、図書館システムの整備などを行いました。
◆特別会計の決算は?
特定の事業のためだけにお金をう「特別会計」には国民健康保険業、介護保険事業、後期高齢者医療、財産区に関する特別会計および下水道事業に関する企業会計があります。

