- 発行日 :
- 自治体名 : 長崎県雲仙市
- 広報紙名 : 広報うんぜん 令和7年11月号
■決算
昨年度、市民1人あたりに使われたお金は、78万5,869円でした。(一般会計のみ)
※令和7年3月末人口:40,417人から算出
《一般会計 歳入》
・対前年度比0.1%増

一般会計における歳入決算額は、330億4,478万6千円です。令和5年度の決算額と比較すると、地方交付税や繰入金の増などにより、全体で2,521万5千円(0.1%)の増となっています。
歳入の構成比を見てみると、自主財源(※1)は、歳入全体のうち27%にとどまり、依存財源(※2)の割合が大きい状況です。
※1 自主財源…市税をはじめ、市が独自に収入できるお金
※2 依存財源…国や県からもらうお金や借金によってまかなうお金
▽一般会計と特別会計

※合計については、決算書と合致させるため端数調整しています。
《一般会計 歳出》
・対前年度比0.8%減

一般会計における歳出決算額は、317億6,246万8千円です。令和5年度の決算額と比較すると、商工費や公債費の減などにより、全体で2億6,975万9千円(0.8%)の減となっています。
▽各費目の使われ方
民生費:保育施設などへの給付、高齢者・障害者支援など
総務費:自治会活動支援、移住・定住促進など
農林水産業費・商工費:農道や用水路の整備、基盤整備、後継者育成など
公債費:償還金の元金や利子
衛生費:健康診断、ごみ・し尿処理、予防接種など
教育費:小中学校やホール、スポーツ施設の運営・管理など
土木費:道路の整備・維持、市営住宅の管理など
消防費:消防署運営費の負担、消防団の活動費など
議会費・災害復旧費など:議会運営や災害復旧など
◇市の貯金と借金(令和6年度末現在)
貯金(基金残高):200億5,701万7千円
借金(市債残高):197億3,005万6千円
▽企業会計
[水道事業会計]

[下水道事業会計]

・資本的収入が資本的支出に対し不足する額は、損益勘定留保資金(※3)などで補てんしました。
※3 損益勘定留保資金
減価償却費などの、現金支出がなく企業内に留保される資金
▽市民の皆さまへ
令和6年度の一般会計歳入歳出決算について、令和7年第3回市議会定例会の認定に付したところですが、ふるさと納税募集費用の割合が寄附額の5割以下であることに対し、基準違反にあたるとして指定の取り消しを受け、不認定となりました。
決算が不認定となった場合でも、法的効力や執行済みの予算への影響はありませんが、地方自治法第233条第7項の規定に基づき、必要な措置を講じ、議会に報告を行う予定です。
問合せ:財政課
【電話】0957-47-7781
■国保
令和6年度 国民健康保険特別会計決算状況
国民健康保険(国保)では、市の一般会計とは別に独立した「国民健康保険事業特別会計」を設け、運営しています。加入者皆さまが負担する国保税を医療費の支払いに充てるなど「相互扶助」で成り立っています。
今回は、令和6年度の国保事業について、加入している被保険者数や1人あたりの総医療費を踏まえ、決算状況を紹介します。
《歳入》
66億6,364万1千円
7割以上を県からの交付金や一般会計繰入金などが占め、残りを皆さまからの国保税で賄っています。
※国保税収は収入全体の約2割!

《歳出》
66億4,016万2千円
全体の7割以上を医療費などの給付である保険給付費が占めています。

◆皆さまの健康が、医療費削減にもつながります
医療費や介護費の増加は、将来的な保険税の上昇や自己負担割合の拡大へつながり、被保険者の皆さまの負担を増やすおそれがあります。一人ひとりが健康に関心を持ち、特定健診なども活用しながら、健康づくりに取り組みましょう。
○被保険者数と世帯数(令和6年度平均)
被保険者数:11,812人…(1)
世帯数:6,708世帯
○令和6年度総医療費(10割)
54億3,843万9,768円…(2)
○被保険者1人あたり総医療費
46万417円…(2)÷(1)
※総医療費には、病院や診療所での医療費やコルセットなどの補装具代、柔道整復師、針灸・マッサージなども含む
問合せ:総合窓口課
【電話】0957-47-7806
