みえの未来につながる力

6／12

人口減少対策に取り組み、三重で元気に活躍する人・団体をご紹介!

◆三重には、魅力がいっぱい!知ることで、もっともっと大好きに!

株式会社伊勢福
橋本(はしもと)早貴(さき)さん　伊勢市

▽より自分らしくいられる地元で働きたい
現在、私はおかげ横丁を運営する(株)伊勢福で働いているんですが、もともと玉城町育ちで、卒業後は結婚式のプロデュースや接客のコンサルティングを行う会社で働いていました。でも、全国出張が多く、次第にどこかに定まって仕事がしたいと思ってきて…。そんな時、出張先でタクシーの運転手さんに「どこから来たの?」と聞かれたことがあったんです。「伊勢です」と言うと「ああ、伊勢神宮ね、おかげ横丁ね、いいとこやね」といろいろ反応してもらえました。地元にいると当たり前の「伊勢」という場所が、そんなに知られているんだ、すごいな、せっかくなら伊勢神宮の近くで働きたいって思ったのが、転職のきっかけです。もともと地元は好きでしたし、都会に出て仕事をしたことで、地元の方がより自分らしくいられると感じました。

▽頑張りをサポートしてもらえる環境が働く意欲に
働くうえで、頑張りを認めてくれたり、サポートしてくれたりする環境は大事だと思っていて、今の会社はそういう環境がきちんと整っているんですよね。働くなかで「もっとこうだったらいいのに」って感じることを現場の代表として会社に提案して、制度化されたものがいくつかあるんです。例えば、業務に関する資格が取得しやすくなるよう、業務時間内に受験ができ、合格すると費用も負担してくれる応援制度や、新入社員の定着につなげるために「メンター制度」といって、年の近い従業員との面談の機会を定期的に設け、不安を解消できる制度をつくってもらいました。また、制度化するだけでなく、社内の意識改革も重要だと考えています。例えば、女性が多い会社なので、産休・育休取得をサポートできるよう、産休や育休の取得経験者や時短勤務中の役職者など、若手のロールモデルとなる人を講師に招いた勉強会も開きました。そこでは、「こういう復帰の仕方がスムーズだった」「こんなことに困ったのでこうすると良い」など、みんなが働きやすくなるような経験を発信してもらいました。こんなふうに、現場の声を制度として反映してもらったり、頑張りをサポートしてくれたりするので、みんなが仕事をするうえでのモチベーションの向上につながっていると思います。

▽知れば知るほど、三重が大好きに
若い頃は、地元には遊ぶ場所やお店が何もない、だから何でもある都会は素晴らしいと思ってましたが、それは知らなかっただけで…。だから、何でも決めつけて判断しちゃうのはもったいないし、自分にとっていい環境にしていく努力が必要と考えるようになりました。三重県には自然はもちろん、素敵なお店など魅力がいっぱいあります。特に県外に出たいと思っている若い人たちには、育ったまちの魅力を知った上で比較してほしいなって思いますね。今でもおかげ横丁を歩くと「こんな素敵なものあったんだ」というものにいっぱい出会いますし、知れば知るほどまちが好きになります。ぜひ三重の魅力を感じてもらえればうれしいです。

◆三重で働こう!
「おしごと広場みえ」では、皆さんのニーズに応じた県内企業の紹介や個別相談、各種セミナーを実施しています。

「おしごと広場みえ」で検索