文字サイズ
自治体の皆さまへ

みえの未来につながる力

6/11

三重県

人口減少対策に取り組み、三重で元気に活躍する人・団体をご紹介!

■地元の人との交流や自然体験で子どもたちの感性をより豊かに!
県立昴(すばる)学園高等学校 昴学園魅力化コーディネーター
山田 能健(やまだ よしたけ)さん 大台町

・力不足を感じて、さまざまな職を経験
もともと岐阜県で教壇に立っていましたが、子どもたちに教える立場なのに自分自身が世間を知らないことに矛盾を感じ、社会でもっと経験を積みたいと思い学校現場をいったん離れました。その後は、運送業や配管設計などの企業で働いたり、時には青年海外協力隊に参加したり、イタリアンのお店で修業したり、古民家を活用した体験を提供したり…。そんな時に、定員割れが続いていた昴学園高等学校(以下、昴学園)の活性化のため、大台町が「昴学園魅力化プロジェクト」として地域おこし協力隊を募っている話を知人から聞き、ゆくゆくは学校で、それまで経験してきたことを生かしたいと思っていたのもあったので、応募をしました。地域おこし協力隊を退任した現在も、昴学園の魅力づくりに携わっています。

・他の学校ではできないことを体験させてあげたい
昴学園の生徒の多くが寮生活を送っており、県内だけでなく県外の生徒も受け入れています。以前は生徒が関わる大人は学校関係者だけで、学校以外での交流が少ない状態でした。せっかく大台町にいるのにもったいないし、学校を選ぶ理由に地域との交流という声もあるので、それなら町の魅力に触れてもらいたいと思い、生徒が町や地元の人たちと関わる授業などを提案してきました。これまで町主催のお祭りにボランティアで参加したり、郷土食「朴(ほお)の木(き)だんご」を作る団体さんの所では、葉っぱの収穫を手伝い、そこでおばあちゃんたちが作ってくれた味ご飯を食べて喜んだり、ユネスコエコパークにある学校なのでハイキングなどの自然体験をしたり、そんな校外での活動の機会をたくさん提供してきました。

・生徒たちの喜びが活動の糧
勉強も大事ですけど、それに加えて学校の外に出ていろいろな人と関わって刺激を受けることで、考え方も広く柔軟になり、これからの人生につながっていけばいいなと思います。指示待ちだった生徒が自主的に動くようになっていく様子を見たり、生き生きとした表情で「楽しかった」という声を聞いたりすると、やって良かったなと思いますね。地元の人たちも、若者と交流する機会がなかなかないので快く受け入れてくれて、いい関係が築けています。県外から昴学園に来る生徒も、年々増えてきています。大台町は美しい山や川があり、自然遊びが楽しめる町です。子どもたちが地域と関わって、大台町を好きになり、将来大人になって遊びに来るとか、移住につながるとか、そんなふうになっていけばうれしいですね。

~三重で暮らそう!~
県外からのU・Iターン移住をお手伝いしています!
詳しくは「ええとこやんか三重」ホームページをご覧ください。
「三重県移住・交流ポータルサイト」
「ええとこやんか三重」で検索

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU