■令和6年4月から下水道使用料を改定します
▽段階的に使用料を改定します
下水道事業の経営基盤を強化し、健全な経営を図るため、下水道使用料改定案が令和4年12月議会において審議され、使用料を段階的に改定することとなりました。第1段階は令和6年4月1日から、第2段階は令和7年4月1日から改定となります。
皆さまには負担をおかけしますが、ご理解いただきますようお願いします。
今回の使用料改定は下水道使用料のみであり、水道料金は従来どおりです。
▽改定の背景
下水道事業は、利用者からの使用料収入を主な財源として経営することになっています。これまで、農業集落排水の公共下水道への集約統合や、外部委託の導入による人件費の削減など、維持管理経費の削減に努めてきました。
しかし、令和4年度決算では汚水処理に要する経費が252円/立方メートルかかったのに対し、負担いただいた下水道使用料は112円/立方メートルであり、140円/立方メートルの不足となりました。総額で約12億円の不足額を税金で補てんしており、市の財政に大きな負担をかけている状況です。市の財政負担を軽減するため、使用料を段階的に改定することになりました。
▽下水道使用料表 (2カ月分・税抜き)
▽新しい使用料の請求はいつからですか?
第1段階の新使用料での請求は、令和6年4・5月分(5月請求分)から、第2段階の新使用料での請求は、令和7年4・5月分(5月請求分)からです。
※令和6年3月31日に使用中止した場合は現行使用料で、4月1日に使用中止した場合は新使用料(第1段階)で請求します。
▽どれくらい変わりますか?
トイレ・洗濯・風呂など一般家庭から排出される平均的な汚水量(45立方メートル)を、現行使用料と新使用料で比較すると、1,600円増加し、1日当り約26.7円の値上げになります。(消費税抜きで計算)
(例)汚水量45立方メートル(2カ月)で計算した場合
現行:4,350円
第1段階 令和6年4月~:5,250円(900円増)
第2段階 令和7年4月~:5,950円(1,600円増)
▽他の市と比べると?
平均的な汚水量(45立方メートル)を、いなべ市と県内市平均の使用料で比較すると、いなべ市は県内市平均より低くなります。
※1:第2段階適用後
※2:いなべ市を除く県内11市の平均
一層の経営改善を進めていきますので、ご理解とご協力をお願いします。
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