令和5年度の決算の概要と財政状況をお伝えします。
※四捨五入のため合計が合わない場合があります。
【図1】一般会計歳入・歳出
〇用語解説【歳入】
市税:市民税、固定資産税など
国県支出金:国や県からの補助金など
地方交付税:自治体の財政力の格差を解消するために国から交付されたお金
繰入金:基金や特別会計から一般会計に繰り入れるお金
繰越金:前年度からの剰余金
市債:国や銀行などからの借金
〇用語解説【歳出】
民生費:高齢者や児童などの福祉の経費
公債費:借金の返済金
教育費:学校教育や社会教育などの経費
総務費:庁舎管理や広報、交通政策などの経費
土木費:道路の建設や維持管理などの経費
衛生費:健康診断やごみ処理などの経費
商工費:商工業振興などの経費
消防費:消防署の運営委託や消防団の活動などの経費
農林水産業費:農業振興などの経費
議会費:議会運営の経費
【表1】会計別の収支
【図2】基金(貯金)・市債(借金)の推移
【表2】市税収入の推移 単位:億円
【表3】財政健全化判断比率
一般会計の令和5年度の決算は、実質収支が12億4千万円の黒字となりました(表1)。商工費では、前年度に比べ5億2千万円(75.2%)の増となりました。阿下喜温泉再構築事業や野遊び推進事業などが主な増額要因です。教育費では、前年度に比べ5億1千万円(21.1%)の増となりました。温水プール建設事業などが主な増額要因です。
会計には、一般会計と区分して経理を行う特別会計があります(表1)。前年度と比較すると、特別会計の歳出は、3千万円増加しました。主な要因は、介護保険特別会計の保険給付費の増加などによるものです。
基金残高(一般会計)は、前年度から1億9千万円増加して114億1千万円となりました(図2)。また、市債残高(一般会計)は、借入より償還が多かったため、前年度から9億3千万円減少して266億3千万円となりました。市債残高のうち208億5千万円の償還費用は、国からの地方交付税で措置されます。
市税収入額は前年度より6億円多い100億3千万円となりました(表2)。企業収益が前年度に比べ増加したことにより、法人市民税が5億4千万円増加したことが主な要因です。
財政健全化判断比率とは、自治体の財政状況が良好かどうかを、標準財政規模に占める割合で示す指標です(表3)。4つの指標があり、今のところいずれも危険な水準を大きく下回っており、健全な状況です。
詳細は市ホームページを確認(本誌12ページにQRコードを掲載しています)
問合せ:財政課
【電話】86-7742
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