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【めざせ いなべ通】いなべ検定入門197 貴重なものがたくさん いなべの文化財(4)

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三重県いなべ市

執筆:ふるさといなべ市の語り部の会

◆コノハナザクラ(員弁町)
コノハナザクラは、平成11年8月18日に員弁町文化財に指定されました。山桜の変種で葉や葉柄(ようへい)、花柄(かへい)に毛が無く、4月中旬頃に山桜より少し遅れて開花します。八重咲きで花弁が細く、ひとつの花に基本的に2本、まれに3~4本の「めしべ」があり、結実も2個以上になるのが特徴です。名前の由来は、古事記の此花咲耶姫(このはなさくやひめ)から取ったなど多くの説があります。
この桜は非常に珍しい樹木で学術上極めて価値の高い植物であることが立証されています。現在、京都府亀岡市(1953年)、三重県東員町(1996年)、いなべ市員弁町(1998年)、津市河芸町(2001年)で発見されています。いずれも京都大学の村田源先生により認定されています。
員弁町の水谷重昭さんの家の株は、慶応元(1865)年、現在の場所に先祖が家を建てた時にはすでに花が咲いていたと伝えられており、樹齢160年以上の大樹になります。いなべ総合病院の南庭に、この樹の子株を接木(つぎき)して移植されており、毎年花を咲かせています。
〇コノハナザクラ(員弁町)
満開から5日後、朝一番に撮影。桜の花びらの絨毯(じゅうたん)はまさに圧巻です。

問合せ:ふるさといなべ市の語り部の会 伊藤忠
【電話】090-3583-2827

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