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自治体の皆さまへ

認知症との向き合い方(3)

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三重県いなべ市

▼あなたを支える場所がある
▽いなべ市地域包括支援センター
保健師 佐藤昌子さん
社会福祉士 小川智也さん
いなべ市地域包括支援センターは、幅広い年齢層に向けた介護・福祉についての総合相談窓口です。その中に、もの忘れ初期集中支援チームがあります。そこで私たちは、もの忘れが気になり始めた人や認知症と診断された人だけでなく、認知症予防に関心のある人や家族の介護相談も受け付けています。
認知症は、加齢が原因のため、誰もがなりうる病気と言えますが、急に何もかもが分からなくなるわけではありません。初期は、もの忘れを自覚したり、周囲の人が変化に気づいたりしても、趣味活動や日常生活を今まで通り行えることがほとんどです。自身の生活スタイルを長く続けるために大切なことは、早期に気づいて、症状の進行をできるだけ緩やかにすることです。
そのため私たちは、生活に取り入れてもらいたいことを本人の家族とともにに考えます。他に、医療機関と連携し受診のサポートをしたり、介護保険サービスや認知症カフェを紹介したりして、この先も本人が安心して地域で過ごせるようにおつなぎします。相談した内容が第三者に口外されることはないので、まずは気軽に相談してください。

問合せ:いなべ市地域包括支援センター
【電話】86-7818

▽認知症カフェ「おれん家(ぢ)カフェ」
NPO法人快生教学会 おれん家カフェリーダー 寺本尚美さん
認知症介護指導者 林淑乃さん
わたしたちのカフェは、認知症の人もそうでない人も一緒に楽しめる交流の場です。月に一度、第3日曜日に開いていて、季節ごとに餅つきや新年会などのイベントを用意しています。子どもたちも参加し、世代を超えたにぎやかな雰囲気が特徴ですね。認知症の人を特別扱いせず「区別しない」からこそ、一人ひとりが得意なことを生かして楽しく過ごすことができます。
また、認知症の人を介護している家族さん同士が気軽に話せる「介護者家族のつどい」も2カ月に1回実施しています。専門医に相談するだけでは解決しきれない日々の悩みや、ちょっとした愚痴を共有するだけで、気持ちがすっと軽くなる人も多いですね。
「もし認知症になっても、こういう場があるから大丈夫」と思ってもらえるように、これからも多世代が集まれるあたたかな場所づくりをしていきたいです。

《次回の開催案内》
音楽レクリエーションで心も脳も活性化。みんなで音楽を楽しみましょう!
日時:2月23日(日・祝)10:00~12:00(受け付け9:30~)
場所:えんむすび(藤原町本郷836)
参加費:300円(カフェ代、傷害保険代)
申込期限:2月21日(金)

問合せ:申込先NPO法人快生教学会
【電話】37-7062

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