■「避難所における人権」について考えてみませんか?
災害が起こったとき、さまざまな人が避難生活を送る避難所においてどのような課題が生じ、また、人権が尊重されるためにはどのような配慮や準備が必要でしょうか?
【避難所で生じる課題例】
・更衣スペースや授乳スペースがないことで、周囲の目が気になる。
・集団生活の中で平静を保ちづらくなってしまう。
・言語の違いによって、必要な情報が行き届かなくなる。
・バリアフリーが行き届いていないことで、移動や寝起きが困難になる。
このような課題を解消し、誰もが過ごしやすい避難所にするためには、一人ひとりが“おもいやりの心”を持って助け合うことはもちろん、女性、子ども、障がい者、外国人など、多様な人が避難所運営に参加することが大切です。
内閣府が令和2年に作成した「災害対応力を強化する女性の視点~男女共同参画の視点からの防災・復興ガイドライン~」では、「就寝場所や女性専用スペース等へ巡回警備が行われている」、「介護・介助が必要な人のためのエリアがある」、「各部屋に部屋札(ピクトグラムや、やさしい日本語で表記されたもの)が設置されている」など、すぐに活用できるチェックリストなどが掲載されています。お互いが過ごしやすい避難所にするために、日頃から必要な配慮や準備について考えてみましょう。
◎「災害対応力を強化する女性の視点~男女共同参画の視点からの防災・復興ガイドライン~」
※本紙4面にQRコードを掲載しています。
問合せ:文化課 人権・ダイバーシティグループ
【電話】96-1224
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