明けましておめでとうございます。
令和6年、市民の皆様には輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。また、旧年中は市政の進展に深いご理解とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。
さて、昨年は、地域の行事や交流イベントの復活により、まちの元気と市民の皆さんの笑顔が戻りつつあった1年でありました。新型コロナウイルス感染症からの快復を実感する光景が増えるなか、新図書館の開館、かめやま健康都市大学の創設、里山公園みちくさの環境省「自然共生サイト」の認定、鈴鹿亀山道路中心杭打ち式の開催など、幅広い分野において新しいステージへと進んだ、感慨深い一年でありました。
一方、私たちは今、人口減少社会・スマート社会の進展をはじめ、緊迫が続く国際情勢やエネルギー価格・物価高騰などによる社会経済情勢の変化のなか、逞しく健やかな地域社会を構築することが求められています。本市としては、「ひとりぼっちをつくらない」共生社会の実現に向けた重層的支援体制の拡充とともに、子どもに関する政策の強化を図るため、今春新しく「子ども未来部」の創設をいたします。さらに、「健都さぷり+」プロジェクトや「かめやま文化年」の展開によるクオリティ・オブ・ライフ(暮らしの質)の向上、将来の都市発展の基盤となるリニア中央新幹線・三重県停車駅の誘致やJR関西本線の活性化など、「幸福実感と未来への飛躍」をめざしたバランスの取れた政策を展開してまいります。
本市は、新市施行以来「市民力・地域力が輝くまちづくり」の歩みを重ね、令和7年1月には、20年の節目を迎えます。今後も持続的に成長する「緑の健都かめやま」の実現のためには、政策推進と財政基盤の両立が不可欠であります。激変する環境変化にのぞみ、速やかなる行財政改革に挑んでいかなければなりません。これらを踏まえ、来る令和6年度を『即応の年』と位置付け、全庁一丸となって挑戦してまいります。
清々しい新年を迎え、希望と信頼の「開かれた市政」を基本理念に、本市の将来都市像『緑の健都かめやま』の具現化を着実に進めてまいりますので、なお一層のご理解とご協力をお願い申し上げます。
本年が市民の皆様方におかれまして、幸多き年でありますことを心よりお祈り申し上げ、新年のごあいさつといたします。
令和6年新春
亀山市長
櫻井 義之
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