■ガイドして気付いた「亀山の良さ」
広報サポーター 磯﨑 春菜さん
私は、亀山市に住んで4年目になります。住めば都と言いますが、今ではすっかりこのまちに馴染んでいます。先日、市外の知り合いを連れて、市内をガイドすることになりました。見どころはたくさんありますが、今回は関宿を案内しました。
知人は、関宿や亀山のことに詳しく、「かつて軍事的・経済的に重要な鈴鹿関が置かれていて、人や荷物の行き来を取り締まる場所であった。江戸時代には、東海道が整備され、旅人がその街道を往来する中で宿場町として発展してきた。そして、今度はリニアが通るということは、今も昔もこのあたりが地理的に交通の要衝であるからではないか」と私も知らなかった歴史を語ってくれました。
関宿は、風情ある町並みを見ようと観光で訪れる人も多いところですが、今も生活の場として人が暮らしています。街道を歩いていると、近所に住む人が、家の外で人に会うたびに挨拶されていました。自転車を走らせる人や歩いて散策する外国の人など、すれ違う人に「こんにちは、今日は寒いねー」と掛けられる声が、心地よい雰囲気を漂わせてくれます。
これが「亀山にまた来たい」という思いにつながる、このまちの良さの一つだと一緒に市内を回って感じることができ、記者として心うれしくなりました。
今回は、関宿の街道をたくさん歩きましたが、各家の造りの違いや瓦細工など、さまざまな意匠が散策をさらに楽しませてくれます。市内にお住まいの人も、ぶらっと関宿を歩くのも面白い発見があって、健康にも良いのでおススメしたいと思いました。
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