近年、全国的に「特殊詐欺」や「SNS型投資・ロマンス詐欺」などの被害が増加しており、市でも被害が報告されています。被害にあわないために「次に狙われるのは自分かもしれない!」という意識を持ち、代表的な手口や対策方法などを知り、特殊詐欺を未然に防ぎましょう。
■特殊詐欺、SNS型投資・ロマンス詐欺とは?
◆特殊詐欺
被害者に電話をかけるなどして、対面することなく信頼させ、指定した預貯金口座への振り込みやその他の方法により、不特定多数の者から現金等をだまし取る犯罪(隙を見てキャッシュカード等を窃取する窃盗を含む。)の総称。
《特殊詐欺の一例》
○振り込め詐欺(オレオレ詐欺)
親族(息子や孫等)、警察官、弁護士等を装い、被害者に電話をかけ、親族が起こしたとする偽りの事件・事故に対する示談金等を名目に金銭等をだまし取るもの。
○キャッシュカード詐欺盗(さぎとう)
警察官、全国銀行協会、大手百貨店等の職員を装い、「キャッシュカードが不正に利用されている」などの名目により、キャッシュカードを準備させた上で、隙を見てキャッシュカード等を窃取するもの。
○還付金詐欺
税金還付等に必要な手続きを装って被害者にATMを操作させ、口座間送金により金銭をだまし取るもの。
※警察官や市役所、金融機関の職員がATMの操作をお願いしたり、暗証番号を尋ねたりすることはありません。
◆SNS型投資詐欺
SNS等を通じて、対面することなく交信を重ねるなどして関係を深めて信用させ、投資金名目や、その利益の出金手数料名目などで金銭等をだまし取る詐欺。
《SNS型投資詐欺の一例》
(1)SNSや動画配信サイトなどの広告、SNSのDM(ダイレクトメッセージ)で投資に勧誘される
(2)投資専用のアプリやサイトを紹介され、指定された口座に振り込みを要求される
(3)アプリやサイト上では、投資が成功し、利益を得ているように表示される
(4)利益等を引き出そうとすると、手数料や違約金などの名目で、さらに振り込みを要求され、引き出せず、被害に気付く
◆SNS型ロマンス詐欺
SNS等を通じて、対面することなく交信を重ねるなどして関係を深めて信用させ、恋愛感情や親近感を抱かせて金銭等をだまし取る詐欺。
《SNS型ロマンス詐欺の一例》
(1)SNSや出会い系、マッチングアプリなどで知り合う
(2)長期的に連絡を取り合い、恋愛感情や親近感を抱かせられ、「2人の将来のため」、「一緒にもうけよう」などと甘い言葉やうまい話で投資や副業に誘われる
(3)投資や副業などに必要な費用の振り込みを要求される
(4)利益等を引き出そうとすると、手数料や違約金などの名目で、さらに振り込みを要求され、引き出せず、相手方とも連絡が取れなくなり、被害に気付く
■亀山警察署管内だけでも被害総額1億円超
◆亀山警察署管内の被害状況(令和6年1月~9月末現在の暫定値)
○特殊詐欺
被害件数…10件
被害総額…約5,560万円
○SNS型ロマンス詐欺
被害件数…1件
被害総額…約3,000万円
○SNS型投資詐欺
被害件数…3件
被害総額…約1,790万円
○SNS型ロマンス詐欺(その他)
被害件数…2件
被害総額…約30万円
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