~学校・家庭・地域が一体となって、子どもたちの「生きる力」を育みましょう~
学力には、テストの点数などで測ることができる「認知能力」と、「生きる力」のように数値で測ることができない人間力を表す「非認知能力」があります。「非認知能力」は、「(1)粘り強く取り組む」、「(2)やり方を調整し工夫する」、「(3)円滑なコミュニケーションをとる」という3つの要素からなり、子どもたちのよりよい成長のために、「認知能力」とともに「非認知能力」を豊かにすることも求められています。
これからの教育では、2つの能力をバランスよく育成していくことが重要であり、それらを育成するためには、学校や家庭、地域との関わりが重要です。
■本年4月に市内の小学6年生・中学3年生を対象に実施された「全国学力・学習状況調査」の結果(抜粋)
◆国語、算数・数学の平均正答率
国語では、文脈に即して正しい漢字を使う問題や文章の描写を基に内容を捉える問題に課題が見られました。
また、算数・数学では、小数の除法や速さの問題、一次関数の式とグラフや証明問題に課題が見られました。
▽小学校
▽中学校
◆児童・生徒の学習習慣
授業時間以外に1時間以上学習する児童・生徒が、市・県・国ともに年々減少しています。
▽休日の学習時間(1時間以上)
《小学校》
《中学校》
◆児童・生徒の「対話的」な学び
話し合いなど「対話」する活動を通して、考えを深めたり、解決方法を考えたりしていると回答した割合は、昨年より上昇しています。
▽学級生活をより良くするために、学級会で話し合い、互いの意見の良さを生かして解決方法を決めている
《小学校》
《中学校》
■子どもたちが学力・生きる力(認知能力、非認知能力)を身に付けるために
◇学校
・分かりやすく、楽しい授業を行うために、日々授業づくり・学級づくりに取り組んでいきます。
・話し合いなど、対話する活動に継続して取り組んでいきます。
・友達と意見や思いを出し合い、考えを深める授業を進めていきます。
・1人1台端末を活用した授業で、個別最適な学びや協働的な学びを目指します。
・自ら学習する家庭学習の大切さを周知していきます。
◇家庭
・お子さんが一生懸命頑張っているとき、お手伝いをしてくれたとき、親切にしているときなどは、積極的にほめて声を掛けましょう。
・お子さんが家で勉強しているときは、そっと見守ったり、一緒に考えたりしましょう。
・お子さんがゲームやスマートフォン、インターネットを適切に使用できるよう、子どもたちと話し合い、使用時間など家庭でのルールを必ず決めましょう。
・毎日同じ時間に起床・就寝するなど、規則的な生活習慣を心掛けるようにしましょう。
◇地域
・地域の行事で頑張っている姿が見られたとき、きちんとあいさつができたときなどは、温かい声掛けをお願いします。周囲の人に認められることで、「非認知能力」がより高まります。
◇教育委員会
・かめやまお茶の間10選(実践)を活用して、子育て家庭を中心に生活習慣づくりについて啓発していきます。
・亀山市学力向上推進計画【第4版】に基づき、授業力の向上をサポートしていきます。
問合せ:教育委員会事務局 学校教育課 教育支援グループ
【電話】84-5076
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