二十歳を迎えられた皆さん、おめでとうございます。今年、二十歳を迎えられたのは、平成15年4月2日~平成16年4月1日に生まれた人、483人でした。
■二十歳のことば
代表して発表された「誓いのことば」を紹介します。
◇福井 洸樹(ふくいこうき)さん
本日は、二十歳を迎えた私たちのためにこのような素晴らしい式典を催していただき、誠にありがとうございます。お祝い・激励の言葉をくださいました櫻井市長をはじめ、ご出席いただきましたご来賓の皆さまに心より感謝申し上げます。
この式典の実行委員を引き受けたことを機に今一度「二十歳」という節目について考えてみますと、自身の将来に向けて、より具体的な歩みを進める段階に来ていることを改めて感じます。
私は、現在、高校の教員を目指して、免許取得のための勉強に日々励んでいます。「教えることが一番の学び」という言葉がありますように、学んだ内容の復習を兼ねて同級生らと教え合うことを繰り返しているうちに「人に教えること」の楽しさ・魅力に触れたことがきっかけとなりました。一方で、お世話になった先生方が授業のみならず、さまざまな場面で親身に私たちのことを考えてくださっていた姿を思い返しますと、「人を育てること」の難しさや責任の重さを忘れてはいけないと気が引き締まります。
将来への展望が長い間見えずにいた私が、高校生の頃に進むと決めたこの道に一切の不安がないわけではありません。しかし、これまでも何度か岐路に立っては選択し、その先で充実した日々を過ごすことができたおかげもあって、「どんな道を選んでも、きっと楽しいだろう」とどこか楽観的な気持ちで先を見据えることができています。そのありがたみを感じつつ、自身の選択を後悔のないものにするための努力はこれからも惜しまずにいたいと決意を新たにしているところです。
最後になりますが、両親をはじめとする家族や地域の方々の温かなサポートがあったからこそ、今の自分があります。仲間と過ごした思い出の日々が私の背中を押してくれます。これまで支えてくださった多くの方々への感謝を忘れることなく、大人としての責任を自覚し、これからも自分を信じて日々精進することをお誓い申し上げ、二十歳のことばとさせていただきます。
◇田崎 諒(たさきりょう)さん
本日は、二十歳を迎えた私たちの門出に対し、このような盛大な式典を催していただき、誠にありがとうございます。今日、この亀山の地で晴れて節目の年を迎えられたことを本当にうれしく思います。共に学び、研鑽し合った仲間たちとこの時間を過ごせることは、この上ない喜びです。
さて、二十歳を迎えた私たちの立場はさまざまですが、各々の夢や目標に向かい、一日一生、今を大切に精進していることと思います。
私の目標は、多方面で活躍する社会福祉士になることです。私がこの道を志すようになったのは、実際に相談援助の仕事に従事していた父の姿に憧れたからです。相談者が抱える不安や悩みを解決するため、本人に寄り添いながら支援を進めていく社会福祉士が活躍できる領域は多岐にわたります。それ故に「人の助けになりたい」という強い使命感を持って、決して簡単ではない問題に向き合っていく力を養っていく必要があると考えています。
現在、私は18年間過ごした亀山市を離れ、愛知県の中京大学で目標をかなえるために多くのことに挑戦しています。初めて経験することも多く、慣れない土地での一人暮らしも相まって、失敗による挫折感にさいなまれることもありますが、その度に、これまでの苦難を乗り越えてきた経験や同じ道を進む仲間からの励ましが私を前向きにさせてくれます。そして、それは「人の助けとなること」を目指す私自身も多くの人に助けられ、支えられてきたことを思い起こす機会となっています。
あらためて、今日私たちがここに集い、立派な姿で二十歳を迎えられたのは、多くの時間を共に過ごしてきた友人、手厚く指導してくださった先生方や見守ってくれた地域の方々、そして20年間、一番近くで応援してくれた家族のおかげです。本当にありがとうございます。そして、各々が思い描く自身の姿を堂々と見せられるようにこれからも精進していくことこそが、その方たちへの最大の恩返しだと私は考えます。これからも目標に向かって、挑戦する姿勢を忘れることなく、歩み続けることを誓い、二十歳のことばとさせていただきます。
問合せ:教育委員会事務局 生涯学習課 社会教育グループ
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