▽2023年度全国統一防火標語
「火を消して 不安を消して つなぐ未来」
冬から春に移り変わるこの時季は、空気が乾燥し、風が強い日も多くなるので、火災が発生しやすくなっています。火災から身を守るため、家族で火気を取り扱う場所を点検するとともに、火災が発生したときに備え、住宅用火災警報器や住宅用消火器を設置して、被害を最小限に抑える対策を取りましょう。
■令和5年中の亀山市の火災概要
令和5年中に市内で発生した火災は21件で、前年に比べ3件減少しました。その内、建物火災は9件発生し、いずれも倉庫や工場等で、住宅火災はありませんでした。建物火災の出火原因は、電気などの配線からの出火が最も多くなっています。
普段立ち入らない場所のコンセントに電気製品を接続している場合、ほこりの堆積やコードの劣化から漏電が起こり、火災に至る可能性があります。使わない電気製品はコンセントから抜いておきましょう。
■全国の総出火件数と出火原因 ~こんろ火災に注意しましょう!~
令和4年中の全国の総出火件数は36,314件、そのうち建物火災は20,167件で1日あたり約55件の建物火災が発生しています。
また、建物火災の出火原因の第1位は「こんろ」で、「たばこ」、「電気機器」と続き、出火原因の上位5項目の全体に占める比率(構成比)は下表のとおりです。建物火災の出火原因として、最も多い「こんろ」の中でも、「ガスこんろの消し忘れ」による火災が一番多く発生しています。
▽建物火災の出火原因(上位5項目)
出典:令和5年版消防白書
◆こんろ火災を防ぐ5つのポイント
・調理中はこんろから離れない。
・こんろの周りには燃えやすいものを置かない。
・火が鍋底からはみ出さないように調節する。
・換気扇や魚焼きグリルなどは、こまめに清掃する。
・安全機能付きこんろ(Siセンサーこんろ)を使用する。
※Siセンサーこんろとは、「調理油加熱防止装置」、「立ち消え安全装置」、「消し忘れ消火機能」の安全機能を有する家庭用ガスこんろです。法制化に伴って、平成20年10月以降に製造販売されている家庭用ガスこんろ(カセットこんろを除く)はSiセンサーこんろとなりました。
問合せ:消防本部 予防課 予防グループ
【電話】82-9492
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